『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

カラオケだ~い!

2006年02月05日 04時38分23秒 | 日々の出来事
かぁちゃんはショートステイ中。
コンサートに関わらず、何か事を起こすには二ヶ月前から予定を組んでおかないと、かぁちゃん、ぺこちゃんのショートステイの日程を合わせる事が難しい。
今回はぺこちゃんが二泊して一足先に帰って来た。
ところが、ボール遊びをしていてこけてしまったようで、腰が痛くて動けないと言う。自宅まではちゃんと帰って来れたのだが、安心したと同時に気が抜けてますます動けなくなったようだ。

かぁちゃんの留守中に妹と用事を済ませる事になっていたので、姪っ子と二人で我が家に来ていたのだが、台所でわいわいやっているのも気にいらなかったのか、トイレがぎりぎり間に合わなかったのを言わずにいたものだから、夜になってから洗濯機を回すはめになってしまった。
立つのも、歩くのも難儀な様子なので抱きかかえたのだが、ぺこちゃんは、かぁちゃんより20キロ近く重い。この私より10キロ近く重い。これってキツイ。

ぺこちゃんが寝入ってから、洗濯物を干すのを手伝ってくれていた妹が突然
「おねぇ、今からカラオケ行こう!」と言い出した。
おいおい、11時過ぎてるぞ・・・だいたい歌えるコンディションではないぞ・・・なんて事は言わない。言いたくても口許が既に緩んでるって。

私の若い頃は、まだカラオケがこんなに一般化されておらず夜遊びするならディスコといった時代だった事もあり、カラオケボックスデビューはここ近年だし、時間の合間をぬって一人で出かけるのが常なのだが、今回は姪っ子も一緒と言う事で愚息に声をかけた。NOという事を前程に。ところが昨夜の余韻も手伝ってか、彼はYESと言ったからたまらない。

何と初の身内カラオケだ~い!
・・・奴がどう出るか・・・親としては無様な所は見せられないのだ。戦いの幕は切って落とされたのだ・・・ち、違うだろう!!
最初は一般曲から。そのうちどちらが先に口火を切ったのか、我ら親子があらぬ方向へ・・・。結局2時間ちょっと歌って、奴が私より声がでかい事に傷つき、ラストの奴の“バクシンガー”で「何を~?」と叫ぶはめに。
勿論私はハモれないけど、仮に出来たとしても親子でこれをハモるのは遠慮したい。しかしなぁ、うかうかはしていられない。まだ歌では絶対に負けたくないんだってば!!・・・変かなぁ・・・。

何だか変な夜だったなぁ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とこしへ

2006年02月03日 04時00分16秒 | 歌と私と私の祭り
もう、10年近くも前になるのか・・・。
二年程、家族で常夏の国に暮らした事がある。
滞在二年目の冬、道端のあちらこちらで皆がクリスマスツリーと呼んでいる大木が真っ赤に色づく頃(日本名では火炎樹と呼ばれるらしい)休暇でジンバブエのビクトリアの滝に立ち寄った。
余りの壮大さに言葉を失って呆然と眺めていると、反抗期真っ只中だった愚息が耳にしていたイヤホンを「ん・・・。」と差し出した。
さだまさし氏の「風に立つライオン」が流れて来た。

自分達が持って来ていたカセットテープを聴きつくして、親のカセットケースまで引っ張り出していろいろ聴き始めたのだが、さだまさし氏や岡林信康氏、中島みゆき女史等など、若い彼らの琴線に触れる部分は大いにあったようだ。
・・・だから歌ってステキ!!
・・・いや、さださんの場合はライブのアルバムを初めに聴いてしまったので、二人そろってトークの箇所でケタケタ笑っていたから・・・そっちに惹かれたか?

日本に帰ってから愚息は毎年コンサートのチケットを取るようになった。自分と私の二枚。ま、ある種の親孝行のつもりなのだろう。例え出資者が私であっても。
今回でそろそろ6年目。珍しく三枚チケットを入手できたので、二人の息子に挟まれて、さだまさしコンサートツアー「とこしへ」に行って来た。
嬉しいような、照れくさいような、自分が白髪のばぁちゃんになったような・・・。少しこそばゆい感じもしたが、同じように笑い、泣き、おおお!と唸るなんて経験は他では皆無なので、心行くまで楽しんできた・・・3時間余。
しかし、さださん、今回も参りました。やられました。こちらの想いなど伝わる訳もないのに「風に立つライオン」を揃って聴けるなんて・・・目の前は一気にビクトリア瀑布へワープですよ。

異国で暮らした二年間は親子四人だけの生活だった。生活ラインの確保ではかなり大変だったが、私たちに与えられた長い長い、とびきり素敵な夏休みだったように思う。さださんのイメージとは程遠いが、当時の数々の歌を聴くときは、黒い肌の人達を懐かしみながら、赤茶けた土と照りつける太陽を思い出す。これから先もずっとだろうなぁ・・・。
あああ~っ!マンゴー食べたい、パパイヤ食べたい。アボガド食べたい。パッションフルーツ~!ランブータ~ン!スパイスたっぷりのカレー!!!
あ~ぁ、みんな元気かなぁ。

経験した記憶は多少色褪せはするものの消えない。消せない。とこしへに。
・・・願わくばそう有りたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする