今年の国展の絵画で、わたくしの目に留まったのは「不気味な絵」だった。「悲惨な未来」「恨みの海」「アメリカンクライシス」などタイトルからして不気味だ。来年のいまごろ、芸術家たちのそうした「予感」が現実になっていないとよいのだが・・・。
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15回目の今回のテーマは「ボヤージュ――旅から生まれた音楽」、統一テーマとするには、ちょっとむずかしいテーマだった。3日目の最後にみた「フォル盆ニュイ 新世界音頭」は客席の聴衆参加のイベントだった。日本人は盆踊りが好きだ。たしかに老いも若きもみんな楽しそうな顔で踊っていた。 . . . 本文を読む