多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

格差・貧困蔓延社会の「蟹工船」ブーム

2008年12月30日 | 集会報告
今年は、格差・貧困が日本社会に蔓延した年だった。そうしたなか新潮社文庫の「蟹工船」が50万部以上増刷され、新語・流行語大賞のトップ10に入った。「蟹工船」という小説が持つプラスとマイナスの面を、われわれはどう生かすことができるか探る討論集会が持たれた。 . . . 本文を読む
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サンタクロース会議

2008年12月26日 | 観劇など
平田オリザが子ども向け演劇に挑戦した。チラシによれば、海外公演よりよほど不安だとのことだ。わたくしが見たアダルト編は出来はよくなかったが、シンプルな構成だったので平田戯曲のパターンの一端がみえる作品だった。 . . . 本文を読む
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多田謡子反権力人権賞受賞発表会

2008年12月23日 | 集会報告
若くして亡くなった多田謡子弁護士の遺志を生かす賞の受賞発表会が開催された。今年は増田都子さんが受賞されたので参加した。べ平連世代の方の姿が目立ったが、新しいスタイルの労働現場の闘いが発表された。 . . . 本文を読む
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ビデオカメラが映し出す平壌市民

2008年12月19日 | 集会報告
当然の話だが、北朝鮮でも人間がふつうの生活をしている。子どもも老人もいる。2008年の平壌市民の表情がみえるビデオ映像を見た。民間団体ハンクネットが今年の夏に訪朝したときの記録だった。この団体は10年近く人道支援のために粉ミルクを送り続けている民間団体である。 . . . 本文を読む
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「住吉の長屋」の実物大展示を見た安藤忠雄建築展

2008年12月16日 | 博物館など
ギャラリー間で安藤忠雄建築展をみた。安藤の作品は「住吉の長屋」をはじめコンクリート打ちっ放しが特徴だ。ヴェニス、アブダビ、メキシコなどの建築作品が並んでいた。しかしもうひとつ好きになれなかった。 . . . 本文を読む
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晴れた日には区議会に陳情へ

2008年12月13日 | 日記
きっかけは「区議会議場に国旗・練馬区の自治体旗掲揚を掲揚してください」という陳情書が提出されたことを知ったことだった。東京23区では、すでに8つの区で掲揚されている。これに対抗する陳情を提出したのは、締切間近の本会議最終日の3日前のことだった。空が晴れ渡った日だった。 . . . 本文を読む
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童画家 村山知義

2008年12月09日 | 村山知義
国際子ども図書館の展示会「童画の世界」で、村山知義の作品をみた。村山は建築家、画家、戯曲家、作家、演出者など多くの顔をもつが19歳から76歳まで絵本の絵を描き続けたので、一番長く続けた職業という意味では、童画家が本業だったともいえる。 . . . 本文を読む
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太鼓たたいて笛ふいて

2008年12月05日 | 観劇など
こまつ座の「太鼓たたいて笛ふいて」を紀伊国屋サザンでみた。林芙美子の戦中・戦後の16年を描いたドラマである。2002年の初演のとき、主役の大竹しのぶは、意外に歌がうまいと思った。三演で、着実に大女優への道を歩みつつあると思った。 . . . 本文を読む
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大勲位・中曽根の「世界の中の日本」

2008年12月02日 | 集会報告
大勲位・中曽根の講演を聞く機会があった。中曽根は1982年から5年間総理を務めた。日の出山荘でホラ貝を吹きレーガンとロンヤス関係を築き、国内政治では三公社の民営化、官邸主導の臨教審を推進した。1997年大勲位菊花大綬章受章、すでに90歳だがちょうど1年前にはナベツネとともに大連立を画策した。 . . . 本文を読む
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