韓国併合条約が公布されちょうど100年の8月22日、植民地主義の清算と平和な未来を求める日韓市民の共同宣言が発表された。集会は、映像による強制併合の歴史、植民地主義に関する2つの講演、被害者の宣言など充実したプログラムだった。主催者のプロデュース力が際立った集会で、オープニングやフィナーレの音楽の重要性、韓国の農楽プンムルのリズムの強さを感じる集会となった。 . . . 本文を読む
福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云へり」と論じ、人間平等論者と評価されている。しかしその実像は、アジア人を蔑視し、天皇を崇拝し、アジア侵略の対外強硬政策を主張する人物だった。福沢の虚像は政治学者・丸山眞男がつくり出したものだった。 . . . 本文を読む
今年もケチャまつりをみにいった。最後の演目ケチャは40分もかかる長大な舞踊劇である。数十人の半裸の男たちの合唱をバックに、ラーマ王子、シータ姫、猿、ガルーダなどが美しい舞を披露する。恒例のバナナマンの叩き売りも行われた。
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保坂のぶと氏は、昨夏杉並区の小選挙区で衆議院選を闘い3万1000票差で石原伸晃氏に敗れた。今年の参院選には社民党比例代表で立候補したが、得票は6万9000票と惨敗だった。わたしは昨年の衆議院選に引き続き、今回も一介のボランティアとしてポスターの貼り替えや電話入れの支援をした。 . . . 本文を読む
山田昭次・立教大学名誉教授が、「つくる会」教科書批判を展開した。歴史教育や歴史研究の「公正」について考察し、それをベースにした批判である。韓国併合、関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺、アジア・太平洋戦争中の朝鮮人強制動員(とりわけ「従軍慰安婦」)を「つくる会」教科書がどのように取り上げているか検討し、日本の侵略や植民地支配の実態の説明はきわめて不十分で、性的差別や民族差別に無関心な教科書という性格を明らかにした。 . . . 本文を読む