今年は大逆事件で12人が処刑され100年の年である。大量処刑に衝撃を受けた徳富蘆花は、一高講堂で「謀叛論」を講演した。蘆花はトルストイの影響から世田谷で晴耕雨読の生活を送った。蘆花公園に、当時の家屋がそのまま保存されている。秋水書院という離れもある。 . . . 本文を読む
ダリやキリコの「奇妙な」絵が思い浮かぶシュルレアリスム。音声ガイドの解説を聞いてみて、詩人ブルトンが始めた20世紀のひとつの思想実験、思想運動だったことを理解した。絵や彫刻、写真だけでなく、ブニュエルとダリがつくった映画「アンダルシアの犬」が上映されていた。 . . . 本文を読む
絵画、彫刻、版画、工芸、写真の5部門を擁する国展の規模は大きい。なかでもわたくしが毎年楽しみにしているのは、織・染、陶磁、木工などの工芸部だ。今年は、織物の辻本絵美「陽の湊」の紅蓮のような「赤」に感動した。 . . . 本文を読む
今年も、「昭和の日」を祝わない、反「昭和の日」行動が実施された。ただし予定していた会場が、余震による修繕で急に使えなくなり、公園での屋外集会となった。外なので、雨やヘリの騒音など「想定外」の障害に見舞われた。デモが行われた新大久保はいまは観光地化し、行列のできる店がたくさんある。そんななかを黒い街宣車が「進軍」するのは、まさに異様な光景だった。 . . . 本文を読む
4月24日夜、保坂のぶと氏の世田谷区長初当選が決まった。3期11年の国会議員としての体験を地方自治に生かしたいという。最終日の街頭演説では「区民87万人を代表し、八ッ場問題でも大震災問題でも、国と直談判し、都知事にもおかしいと思うことははっきり言う」と語った。 . . . 本文を読む