3月末の大江・岩波裁判勝訴判決を受け、沖縄戦に関する検定意見撤回と教科書検定制度の抜本的改革を求める集会が豊島公会堂で開催された。検定意見の根拠の一つは、この裁判だった。裁判所は「軍の関与」を認めたのに、なぜ文科省は検定を撤回し元の記述に戻さないのだろうか。闘いはまだまだ続く。 . . . 本文を読む
シュルレアリスムは絵画や詩が有名だが、「シュルレアリスムと写真:痙攣する美」を東京都写真美術館でみた。シュルレアリスムは絵画や詩が有名だが、この展覧会は写真に焦点を当てた国内初の大規模展だ。この日シンポジウムが開催された。わたくしは理論はまったく知らないので興味深かった。 . . . 本文を読む
今年1月文部科学省は新庁舎に移転した。これを機に昭和初期に建築された旧庁舎内に文部科学行政の広報機能をもつ「情報ひろば」がオープンした。人間国宝の作品、土佐礼子のシューズなど一般の人の関心をひく展示物も多い。ただし本質は、中庭の「さざれ石」に象徴されるように国家イデオロギーの広報塔である。 . . . 本文を読む
増田都子・元教諭が土屋たかゆき、古賀俊昭、田代ひろしの三都議と展転社を訴えた名誉棄損・損害請求訴訟の高裁判決が言い渡された。判決は、被告の1審敗訴部分を取消し原告の請求をすべて棄却する、ひどいものだった。 . . . 本文を読む
「秋の夜半」や「狩人の合唱」で有名なオペラ「魔弾の射手」をみた。魔弾を鋳造する狼谷の不気味な舞台づくりはなかなか凝っていた。設立10年の新国立劇場合唱団の合唱は、まとまりを感じられるまでに成長しつつある。 . . . 本文を読む
西新宿の高層ビル街のはずれに早朝4時までやっている立呑み酒場がある。マスターが若いせいもあり、立呑み酒場としては客層も若い。しかしギャラリーやDVDを設置するなど営業努力のせいで、常連客が多く談論風発の店である。 . . . 本文を読む
4月24日(木)最高裁第一小法廷でNHK裁判の口頭弁論が始まる。3週間後の口頭弁論を前に最高裁での裁判の意味や争点を解説する集会が催された。右傾化する社会のなかで、ジャーナリズムの本来のあり方を問うこの裁判の意味は大きい。 . . . 本文を読む
山田洋次監督の「母べえ」の原作を読んだ。太平洋戦争前夜の時代の獄中の父との往復書簡から家族の愛情が伝わってくる。女学校1年の野上さんの「父ちゃん。お元気ですか。私は元気ピンピンです」という手紙には思わず笑ってしまった。また、野上一家の住まいは高円寺北口であることがわかった。 . . . 本文を読む
「生かそう1947教育基本法!練馬連絡会議」のシンポジウムを聞いた。練馬では、区立保育園民間委託、放課後子どもプラン、二学期制・学校統廃合などの教育改革が、トップダウンの超特急で進行している。この日、当事者である保育士、学童保育指導員、教員の生の声を聞いた。 . . . 本文を読む