今年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は渋沢栄一だった。渋沢は明治・大正の実業家として、91年の生涯に1000以上の会社や学校、協会と関わった。そこで東京のさまざまなところに足跡が残る。また飛鳥山公園の大河ドラマ館で、テレビ番組ならではの展示をみた。 . . . 本文を読む
作曲家・古関裕而の足跡を訪ね、旧居のあった世田谷代田周辺を歩いてみた。90年前に福島から上京した古関が住んだ街だ。コンビを組んだ菊田一夫の旧居も近い。また古賀政男の旧居も3駅新宿寄りの代々木上原にあり、いまは音楽博物館になっている。 . . . 本文を読む
高輪にレトロなデザインの消防出張所がある。3階建ての建物のコーナーがカーブし円筒形の火の見櫓と青いタワーが天を衝く。ドイツ表現主義は映画や美術で有名だが、建築にもある。日本ではこの建物がそのひとつだ。近くには寺や学校が多く、皇室の屋敷まである場所だ。しかし意外なことに庶民的な小さい商店街もあった。 . . . 本文を読む
スポーツの秋なので、今年も区民マラソンに出場した。今年は大河ドラマ前半のヒロインが金栗四三だったので、文京区内の足跡をたどり歩いた。文京区は名前のとおり、学校の町であることを実感した。意外にもマラソンだけでなく、柔道、野球など、スポーツとの縁も深く、緑の多い町だった。 . . . 本文を読む
大正から昭和・戦前にかけて田端の高台には小説家・詩人などが60人も暮しており、文士村と呼ばれた。ただし1945年の空襲で焼けたため古い家が残っているわけではない。坂の多いまちだった。 . . . 本文を読む
NHKの朝ドラ「ととねえちゃん」のモチーフ・大橋鎭子と「暮しの手帖」の企画展をみた。下町深川には芭蕉、馬琴、伊能忠敬など江戸文化にちなんだ観光スポットがたくさんある。また大橋鎭子だけでなく、小津安二郎が生まれた地でもある。 . . . 本文を読む
二子玉川の岡本、瀬田にはかつて別邸が何軒も並んでいた。旧小坂順造邸などの例外を除き、いまでは多くは学校や病院、教会に変わっている。土地建物での盛者必衰の理のようなものだ。しかしやはり高級住宅街であることに変わりがない。 . . . 本文を読む
原宿の街はファッション、美容の店が多いが、おじさんには縁がなく、似合わない。街の特徴は行列と工事だ。おじさんは昼に弁当屋を探して街をさまよう。なお原宿には明治神宮があるので、もうひとつ別の顔がある。 . . . 本文を読む
コンドルが設計した旧島津公爵邸を見学した。いまは清泉女子大だが、実際に教室や会議室としていまも使われている。2人のガイドのうち1人は大学生で、学校の姿勢が表れているようですばらしい。
女子大つながりで目白の日本女子大・成瀬記念館についても紹介する。 . . . 本文を読む
京王線調布から北へ2キロ、深大寺や植物公園がある。深大寺は奈良時代に創建された名門寺院で、門前の「そば」が名物だ。植物園は48万平方メートルに10万本の樹木が植えられている巨大な公園だ。近くの銭湯では屋上の露天風呂から富士が見える。 . . . 本文を読む
NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」のツアーが大田観光協会の主催で行われ参加した。そのあと、個人的に昭和のくらし博物館、蒲田温泉、居酒屋「鳥万本店」と回った。蒲田は庶民的なまちだった。 . . . 本文を読む
春の日の土曜の午後、隅田川の対岸の向島を散策した。昭和の商店街や居酒屋が残り、足袋、木箸、屏風、羽子板などをつくる職人のまちでもある。年末に633mの東京スカイツリーが竣工する予定だが、このまちも東京タワー近辺の芝のように変わってしまうのだろうか。 . . . 本文を読む