学校跡施設を、公共的施設なり民間企業なり用途を変えるには「一団地の住宅施設」という現在の都市計画を変える必要がある。2月16日と21日に「都市計画の見直し」に関する懇談会が開催された。意図的なのか、無知なのか、区の説明には数々の疑惑があり、住民に大きな不信感を抱かせた。懇談会は怒号が渦巻き、抗議のため住民が行政の席に詰め寄る異様な幕切れとなった。 . . . 本文を読む
今年は韓国併合100年の年である。昭和のくらし博物館で企画展「在日のくらし ポッタリひとつで海を越えて」が開催されている。規模は小さいが、衣・食・住、冠婚葬祭、お産など具体的な生活の場で使われた数々の道具が展示されていた。2年間勉強会を続けた成果という企画展なので、説明パネルや解説書が非常に充実していた。 . . . 本文を読む
山田洋次の兄弟ものの映画というと「寅さん映画」が思い浮かぶ。「おとうと」には既視感のあるシーンもいくつか出てきた。ただ前作「母べえ」と同じく、ヒロイン吉永小百合の演技が問題だった。しかし山田監督の技巧が光る映画だった。民間ホスピスの知られざる世界が紹介される「啓蒙」映画でもある。 . . . 本文を読む
2月11日、右派は明治神宮記念会館で奉祝中央式典を開催した。一方「紀元節」に反対する人々が文京区民センターに結集した。今年は韓国併合100年の年である。「天皇」の名で朝鮮半島を植民地にした天皇の植民地責任をテーマに学習会を行った。 . . . 本文を読む
駒場の日本近代文学館で32人の作家の原稿(レプリカ)をみた。読みやすい楷書の字、達筆の字、金釘流の字などさまざまで「書は人なり」を実感できた。驚いたのは、太宰治と三島由紀夫の原稿が瓜二つだったことだ。 . . . 本文を読む
2003年の10.23通達から7年、今年もまもなく卒入学式のシーズンを迎える。東京都では被処分者は累計423人、嘱託合格取消および不採用も60人に上る。人事委員会審理や裁判も多数提訴されている。今年も都教委包囲・首都圏ネットの総決起集会に「日の丸・君が代」の強制に反対する市民や教員が多数集まった。 . . . 本文を読む
藤田嗣治、小磯良平ら当時有名な画家100人あまりがアジア太平洋戦争に自発的に従軍し「作戦記録画」という公式の戦争画を残し、朝日新聞社が主な戦争美術展を取り仕切った時代があった。作戦記録画125点は戦後1970年にアメリカから返還されたが一挙公開はされず、東京国立近代美術館で眠っている。 . . . 本文を読む
「普天間基地はいらない、辺野古・新基地建設を許さない」と考え社会に訴えようとする人が全国から6000人日比谷に結集した。沖縄からも100人が参加し、集会のあと銀座・東京駅方面へデモに繰り出した。先週の名護市長選で稲嶺市長が誕生した結果を踏まえ、新政権は民意に沿った基地問題解決を進めてほしい。 . . . 本文を読む