5月27日朝、増田都子さんの月末定例ビラまきを行った。たまたま、ちょうどこの週に2月19日の都議会文教委員会の速記録が公開され、増田さんらが提出した請願の審議が明らかになった。都教委の教科書採択の方法そのものに問題があることを、浮き彫りにするものだった。 . . . 本文を読む
紙の歴史を目でみられる博物館が王子にある。彩色が美しいパピルスやパーチメント(皮紙)、日本各地の地場産業だった手すき和紙、洋紙の大量供給で可能になった新聞や雑誌の普及、欧米に逆輸出された装飾的な壁装材・金唐革紙など、興味は尽きなかった。
. . . 本文を読む
鳩山政権は、辺野古への回帰案で日米共同声明(外務・防衛担当相の2プラス2)を月内に出すと報じられ事態は緊迫している。通常、普天間「移設」といわれるが、辺野古にできるのは、オスプレイを配備し軍艦が着岸できする「新基地」である。新基地を辺野古につくるプランは、なんと42年前のベトナム戦争当時からあったことを、保坂のぶとさんの学習講演会で知った。 . . . 本文を読む
今年は韓国併合100年の節目の年なので、在日の歴史も100年ということになる。在日二・五世の鄭暎惠さんが、在日が「生きのびた力」について、イタリアのウンガレッティ、朝鮮の尹東柱の詩を援用し、ご自身の韓国「留学」体験も含めて語った。なお講演会場の新大久保周辺は、トロント、サンパウロのコリアタウンとも密接なつながりのある場所だそうだ。 . . . 本文を読む
今年も5月の連休に「国展」を見に行った。7月のように暑い日だった。わたくしのお気に入りは、工芸部の織だが、今年最も斬新だったのは、宮平初子「鳥とメービチ」だった。宮平さんは今年88歳、人間国宝に認定されて早17年なのに、この意欲はすごい。 . . . 本文を読む
昨年8月横浜市教委は自由社版歴史教科書を採択した。今年4月から市内の52%の中学生がこの教科書を使い始めた。そこでこの教科書を使ってどう教えるかが重要な問題になっている。「つくる会」教科書を採択した教育委員会には3つの共通点がある。東京都教委も同じである。 . . . 本文を読む
今年4月、神戸の賀川記念館・ミュージアムがオープンした。賀川の足跡と社会事業について、写真、劇画、DVDなどビジュアルな展示にも重点を置いて紹介する資料館である。1921年7月10日の3万7000人のデモの映像も見られる。7月末には陸軍の一個大隊が出動し警官の抜刀で負傷者も出た。すさまじい闘争だ。この三菱・川崎の争議は戦前最大規模だったそうだ。 . . . 本文を読む
今年も4.29反「昭和の日」行動の集会とデモが実行された。今年は韓国併合100年の節目の年なので、「植民地支配と朝鮮動員体制」という講演があった。今回は会場周辺で在特会の姿は見えなかったが、伝統右翼の集中「口撃」はすさまじかった。その喧騒のなか「昭和天皇は戦争の最高責任者だ」「昭和天皇の誕生日を祝わないぞ」と声をあげ、デモは進んでいった。 . . . 本文を読む
武蔵屋は「センセイの鞄」(川上弘美)に出てくる居酒屋が昭和30年代にあれば、こんな店だったのではないかと思わせるような店だ。カウンターと小上がりの店。桜正宗の前掛けのママさんがコップになみなみと酒、それも燗酒を注いでくれる。しかし下にこぼすのではない。
もしこの店に入れれば、あなたはラッキーである。 . . . 本文を読む