多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

落合恵子の「介護日記」

2008年05月30日 | 日記
落合恵子さんの「母に歌う子守唄――わたしの介護日記」という講演を聞いた。 メインの話は84歳で亡くなったお母さんの介護体験だが、締めくくりは「一人一人が長生きしてよかったと感じられる社会に変えていかなければいけない」という社会派らしいメッセージだった。 . . . 本文を読む
コメント (1)

村山知義のプロレタリア演劇論

2008年05月27日 | 読書
1931年に発刊された「日本プロレタリア演劇論」の復刻本を読んだ。当時の実際の上演の様子も書かれている。検閲の結果五十数か所カット、やっと上演しても巡査が「中止!」と怒鳴ると即中止。治安維持法下の「暗い時代」をリアルに感じさせた。なお本書自体にも「明治維新はブルジョア・・・の発展に過ぎなかった」など伏字が多数ある。 . . . 本文を読む
コメント

映画「靖国」の菊と刀

2008年05月23日 | 観劇など
稲田朋美、有村治子ら国会議員の介入で、一時、映画館で見られなくなると懸念された「靖国 YASUKUNI」を見た。2005年8月15日の靖国神社境内をメイン舞台に、菊(皇室)と刀(軍隊)と神社の太い絆を描いた映画だった。右派の主張と行動を、肉声でたくさん聞くことができる。 . . . 本文を読む
コメント

出張先は北朝鮮

2008年05月20日 | 読書
北朝鮮というと、アメリカからテロ支援国家に指定され、ネット右翼には「特定アジア」と攻撃されていて、日本人にとっては、金正日がマンガのような独裁体制を敷く「拉致とテロの国」というイメージが強い。一般の人々については、食糧難と電力不足で脱北者が相次ぐ極貧の生活というくらいしか知識がない。しかし北朝鮮も普通の人間、普通の家族が住む国であることを示すマンガを読んだ。 . . . 本文を読む
コメント

歌わせたい男たち

2008年05月16日 | 読書
「君が代不起立」をテーマとする深刻なドラマである。しかしコメディになっている。その秘密のひとつは「立ってちょ~、歌ってちょ~・・・」という人懐っこい名古屋弁にある。永井愛はこの作品で2006年に第5回朝日舞台芸術賞グランプリと第13回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した。 . . . 本文を読む
コメント

首里花織の作品をみた国展

2008年05月13日 | 博物館など
六本木の国立新美術館で第82回国展を見た。工芸部の白磁の陶器、漆器、織物、とりわけ上品な首里花織を興味深くみた。首里花織は琉球王朝時代に貴族が着用したもので、戦後復興した。また写真部の作品はどれも驚くほどレベルが高かった。 . . . 本文を読む
コメント

憲法9条とメディア

2008年05月09日 | 集会報告
最近の世論調査を見ると改憲賛成の声は一時より弱まっている。しかし全国紙の読売、産経、日経は改憲を目指している。メディアは9条とどう向き合うべきか、読者はどう対応すべきか。日韓のジャーナリスト、研究者が語るシンポジウムが開催された。 . . . 本文を読む
コメント

許すな!環境破壊と歴史偽造

2008年05月05日 | 集会案内
4月29日は89年まで天皇誕生日だった。今年は7月に環境問題を主要議題とする洞爺湖サミットが開催される。そこで日本の戦争責任とグローバリズムが破壊する地球環境や食品の安全性を考える集会が開催された。会場周辺は押しかけた右翼と多数の公安でものものしい雰囲気となった。 . . . 本文を読む
コメント

08年卒業式・入学式闘争を終えて

2008年05月02日 | 集会報告
2003年の10.23通達から5回目の卒入学式の季節が過ぎた。今年も思想信条の自由に基づき多数の国旗国歌不起立があり、卒業式で20人の教員が処分された。ただ解雇の危機にさらされた根津公子さんが1500人もの人々が2か月間集まった都庁前行動により、最悪の事態を回避できたことが特筆される。全国でも不起立を貫く教員は多いが、大阪・門真市や北海道・芽室町でマスコミによる新たな攻撃があった。 . . . 本文を読む
コメント