この日の講義の対象年代は1945年の敗戦から52年のサンフランシスコ条約までだった。ちょうど姜さんが在日として生きてきた同時代に当たり、ご自身が学生時代に体験した多くのエピソードを含めて、「にわか民主主義の日本」のなかでの在日の苦難の歴史が語られた。 . . . 本文を読む
4回目の区の説明会で、団地開発時に公団を通し「学校施設等協力金」60億円が拠出されたこと、区が誘致企業として期待するアニメプロダクションにはこれほど大規模なスペースを借り受ける資金はないことなど、新たな事実が判明した。また、老人施設の問題、コミュニティ活動のスペースの問題など、まだまだ住民の思いと区のプランのギャップは大きい。 . . . 本文を読む
いまから半世紀前、椎名町から1キロほどの木造2階建てアパートに10人の若手漫画家が暮らしていた。その後、彼らは鉄腕アトム、おそ松くん、ドラえもん、忍者ハットリくんなどの名作を生み出した。日本のアニメ産業の屋台骨を作り出したといっても過言ではない。彼らがどんな町のどんなアパートの四畳半で生活していたのか、その空気を実感できる企画展が開催された。 . . . 本文を読む
高田馬場の「うどの大木」はいまから30年前に会社の同期たちとよく行った店だった。10年ほど前、通りかかるとすでに店がなく寂しい思いをしたが、ちょっと離れた場所でみごとに復活していた。いまは名古屋コーチンの専門店だ。雰囲気は少し変わったが、代替わりしてちゃんと存続していてうれしい限りである。 . . . 本文を読む
元・反戦自衛官の小西誠さんが政権交代後の安保・防衛政策を語った。民主党政権になり防衛政策はいったい何が変わるのか、普天間・辺野古問題のポイント、9条の現代的かつ現実的意義など、興味津々のトピックスがつぎつぎに話題に上った。 . . . 本文を読む
2006年7月の北朝鮮・ミサイル発射直後に発生した在日朝鮮人への大がかりな強制捜査や朝鮮学校生徒への露骨ないやがらせは収まっているようだ。しかし経済制裁強化により北朝鮮の親戚にサッカーシューズやラーメンも送れず、病気見舞いや結婚祝いも送金できない。また、高校生の就職、母子家庭のアパート探し、高齢者の年金問題など、普通の在日の人が生活していくうえで深刻な問題が多々生じている。同胞法律・生活センターの相談窓口で受ける生活相談を中心に、最近の在日の人のリアルな問題を聞いた。 . . . 本文を読む
今年は「愛染かつら」や「西鶴一代女」のヒロイン、田中絹代の生誕100年の年である。京橋のフィルムセンターで展覧会と上映会が開催されている。わたしは1930年代の映画が好きなのだが、大女優に成長していった足跡をたどることができる。 . . . 本文を読む
今年の教科書採択が終わった。今年は自由社の歴史教科書が加わり「つくる会」教科書は05年の3倍に増えた。中野で開催された教科書集会で、俵義文さんから、「つくる会」の運動により2000年から採択方法の改悪が進んだ歴史的経緯が説明された。ポイントは子どもの教員・保護者の要望と無関係に教育委員の無記名投票で採択されることである。その結果、横浜市では自由社版歴史教科書が13000部採択された。 . . . 本文を読む