ひまわりの咲くころ行きたい場所があった。
一面のひまわり畑。
瀬戸内海側から山陰に抜けていく途中にある 世羅高原農場には
圧巻のひまわり畑があるのだ。
夏の旅行コースに加えていたものの、石見銀山で思いのほか時間を食ってしまい
その年は断念。
そして次の夏を待つことなく p夫くん異動になりひまわり畑は遠くになりにけり。
思いがけずこの春 また舞い戻った福山からひまわり畑までは
車で1時間もかからないのだ。
…トイッテモ
ひまわりの季節にはまだまだ。
この時期は チューチップ祭り開催中なのでした。
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一面の花に飢えていたのだろう。
山道をごとごと揺られていくと 入口を入るなり足が止まってしまうほどの
一面のチューリップ。
さすがに都心とは違って 広大な土地に広がる花畑。
さりげなく 点在する一本一本の木も
群生する花によくマッチしている。
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花鳥風月をテーマに 花や鳥を描いた「花絵」は展望台から見るより
写真に撮ってあとから見たほうがその絵がくっきり確認できる。
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これはこれでうつくしいのだけれど、
隊列を組んで 並んで咲いている花のひとつひとつが
わたくしに話しかけてくる。
それにそのたび返事していると 時間がいくらあっても足りないくらいだ。
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アナタハドウシチャッタノ?
ヒトリハグレチャッタノ?
ソレトモ コンダクター?
惹かれる色はやはり紫が多いかも。
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少し陰のある大人のチューリップ。
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花の中身をのぞいてみるのは 無作法?などと思いつつも
俯瞰で覗くチューリップは まったく違った花のようだ。
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スタンダードも愛でつつ
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白の可憐さ、空の青と心現れるような思い。
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アントワネットの色鮮やかさは 最終的に脳裏に残る。
暗い色が好きと言いつつ 心ではきれいな色を求めているのかもしれない。
春が溶け込んだようなソフトクリームは 実はいちごジャム入り。
さすがにチューリップ味のソフトはないらしい。
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人気スポットなので混雑するとの前情報ありで
開園時間に合わせて早く福山を出た。
これは大正解で するっと駐車、人の写り込まない花畑を堪能することが出来た。
途中 お決まりの道の駅で「せらバーガー」なるものを購入して
早々にお昼ご飯。
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こちらは ハンバーグではなく 世羅牛を焼いたものをバンズに挟み込んだもので
厚切りトマトとレタスと相まって すこし厚めのバンスとよく合う。
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その後くるくると山を下り
途中 福塩線の駅舎を楽しんだりしつつも 福山に戻ってもまだ日は高い。
この日は 一度家に戻り昼寝をした後(笑) 夜の倉敷の街へ車を走らせ(てもらう)。
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ちょっと聞きたいライブがあったので 美観地区をゆらりとお散歩。
福山⇔世羅往復、お昼寝付き 福山⇔倉敷を往復という
早起きは三文の徳とはこれにあり 福山からの休日一日目終了。
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