○リンパスのCMで「妻の内視鏡」というバージョンがあります。
これを見るたび、真田さんも同じ年代だし、
そうだよなぁ なんて思ってます。
実は先日この内視鏡のお世話になってきました。
先日と言ってもずいぶん前のことなんですが。
10月末日が期限の市の大腸検診。
忘れていて10月31日の6時過ぎに 通勤途中の胃腸クリニックへ立ち寄りました。
受付の看護婦さんが
「うーん 検体を今日までに出してもらわないと…」
「今夜と明日の朝で出せる?」
物理的にちょっと無理なので(笑)
「じゃあ いいです 今年はあきらめますから~」
「ちょっと待って あなた●才でしょ?そろそろ危ないから
なんとかしてあげるから受けた方がいいわ」
ということになり、
11月1日 2日に頑張って検体をとり、2日朝いちばんで提出すれば
なんとかしてあげるわ ということになりました。
で 検体を提出し、もう検査は終わった気になって忘れていたら
2週間くらいして留守電が入っておりまして
「検査結果を聞きに来るように」。
友達と都内に遊びに行ってケーキとか買い込んだ荷物を持って
クリニックに行くと いきなり先生が
「pさん 陽性だよ がんかもしれないよ」といきなりのたもう。
「まあ たいていは 病だれに寺 なんだけど」とのことですが。
で この先生、内視鏡のエキスパートで
このクリニックの100m先にある総合病院から独立して
内視鏡の専門クリニックを作った方なのです。
「さあpさん 内視鏡の予約をしていってください
今とっても混んでいるから 12月18か19しかないよ」
考える余裕もなく 内視鏡の予約をして 採血して
(内視鏡でポリープなどが見つかると その場で切除手術になるので
血液検査と手術の承諾書を書いておかなくてはならない)
噂には聞いていた「2リットルの下剤」とその使用法の説明。
いやーん 3年前の悪夢がよぎる。
ちょうどあのときも 長男次男のダブル受験の真っ最中に
似たような状況だったのでございます。
「なに 既往症があるの?お父さんも? それは危険だ」
とさんざん脅かされて1か月。
で いよいよ前日。
7時以降絶食、9時には下剤服用ということで
教室をちょっと早引けさせてもらい、7時過ぎていたけれど
ちょっとだけうどんをすすり、9時には薬を飲む。
明け方には効果が出るとのことで ドキドキしながら早めに床に就くけれど
結局この下剤はまったく作用しませんでした。
翌朝から2リットルの下剤のもくもくと、
飲んでは通い、飲んでは通い、通い、通い…。
検査の前にはもうおなかも落ち着いて
クリニックまではチャリは危険だということで歩いて。
さすがに内視鏡には絶対の自信がある先生なので
もののサイトによると(当日は暇だったので
下剤を飲みながら 内視鏡の経験談をネットで読みまくっていた)
麻酔を使用するとか 痛くて痛くて騒いで先生に叱られたとか
二度と受けたくないという経験談におびえながらも
「内視鏡は先生の腕次第」を信じてまな板の鯉。
補助の看護師さんもとっても上手な方だったので
最初はかなり緊張で敏感になっていましたが
だんだん慣れてくると 画面で現在地も確認できるしで
思っていたほどつらくはなかったですよ。
でも 「あったー」と先生が嬉しそうにポリープを発見し、
結局切除に切り替わったので かなり無理な体勢と
暖房のない部屋でとても冷えてしまいました。
そうそう 「痛ーい」と騒ぐと看護師さんが
「あなたお産したことある?お産は長かった?」と聞いてくる。
不思議なもんで お産のことを思い出すと
それほど痛くないような気がしてくるのが自分でも可笑しかったです。
切り取ったポリープは2このうち1こは途中で紛失してしまい
1こだけ病理にかけてもらいました。
その時に腸の動きをいっとき止めるため、ブスコパンという薬を使うのですが
これが要するにおなかにどんどんガスがたまってしまうの。
検査が終わって着替える時 なんとスカートのジッパーがまったくしまらないくらい。
これはびっくりです。
まっすぐに座れないし、まっすぐ歩けないんですよ。
1時間くらい安静にしてから帰るのですが
(どうやって歩いて帰ろう)と心配でした。
安静にしている間に ガスはどんどん放出されて(いやすごい)
普通に歩けるくらいにはなったのですけれど。
この時期は市の検診で引っかかった人たちの2次検診で
クリニックは大繁盛のようすでした。
年あけて また検査結果。
病理は大丈夫で おしまい だったのですが
私は忘れていはいない 落っことしたもう1このポリープのこと。
「なくしちゃったポリープは検査できなかったわけですけど
たとえば断端陽性とかだったらどうするんですか?」
私的には全然自然な質問のつもりだったのですけれど
とたんに先生の眼の色が変わり、
「もしかして医療従事者?」
「以前術後の病理で 断端陽性だったもので
いろいろ調べたんです」
「普通 そんなことを言うのは医療従事者か学生くらいなもんで…」
今回の私の場合は形や大きさからいって十分取りきれており、
心配はないだろう…で終わったのですが
やっぱりとれるものはとって ちゃんと検査してもらった方が
安心は安心ですね。
このときに 更なる安心のために 胃カメラを薦められて
今は鼻から挿入するので ほとんど負担はないと言われたものの
即決はできずに帰ってきました。
その時 いろいろな内視鏡関係の実物を見せてもらったりしたけど
やっぱり ○リンパスのものが性能もいいそうです。
(あーやっと話の落ちがついた)。
で最初の画像は全く関係ないKIHACHIのケーキ各種。
これは久しぶりに美味しいと思ったケーキです。
「甘くないケーキ」は物足りないことが多いですが、
これは甘くなくて満足できる数少ないケーキだと思いました。
もう少し関連のあるお話をしないとだめですね(笑)
ここまで読んでくださって ありがとう(^_^;)
あ そうそう みなさん機会があったら内視鏡、
受けておくといいみたいですよ。
ケーキを美味しいと食べられるように。
これが言いたかった。
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