一人で観に行ってぼろぼろないちゃったらどうしよう・・・と思いつつ
行ってまいりました。「東京タワー」。
レディスデーなので当然周りはオバサンばかり。
かくいう私もそのオバサンなのですが・・・。
本題に入る前に ちょっとひとつふたつ。
お隣のオバサン 始まる前から海苔巻きかなんか食べてるものだから
映画の間中すし飯のにおいが鼻を突く・・・。
さらに そのオバサン、上映開始後30分もしないうちに居眠りを始め、
寝ているだけなら許すけど、激しい寝息!
静かな映画だけに、無音のスクリーンに苦しそうな寝息。
ふと目覚めると気つけに 強い香りのガムを食べる。
勘弁してください。
さて 本題。
この映画は ネタバレもなにもないと思うのだけど
気になる方は読まないでね。
テレビ編のころから映画も楽しみにしていたので、
ついつい比較しながら観てしまいましたね。
映画ならではの丁寧な作り、計算された台本は魅せてくれます。
キャストも豪華で えっこの人が というところに
いろんな人が出てきます。
月9の本作品も 毎回涙で見ていたのですが、
倍賞千恵子さんのオカンが、わかるんだけどちょっとしつこくて
もこみち君のボクも、わかるんだけどちょっと美形過ぎて、
回を重ねるごとに 心はなれていく感じがありました。
たぶん テレビ版はオカンのマー君に対する愛情の深さを芯にしていたんでしょうね。
映画版は同じボクの語りから入るものの、
目線はボクに、ボクのオカンへの思いで終始しているような感じかな?
もちろん オカンの気持ちも痛いほど伝わってくるのですよ。
テレビ版は完全にオカンの立場でうるうるしていたのが
映画版は、自分も親からしてみれば 子供で
子供の目線でもうるうるしているんです。
彼女役の松たか子さん やっぱり存在感があります。
きれいなのにきれいなことですごいなぁと思わせるのではないところが。
このあたりは映画版の勝ち。
オカン役のダブルキャストもよかったです。
とても自然に時が流れていくのを感じます。
最近よく「お母さんに似てきた」って自分自身も言われるのですが
こういうことを言うのだね って・・・(笑)
オトンは・・・「ときどきオトン」っていうだけに
うーん 私的にはだれでもいいかな?(すみません)。
やっぱりこれは「ボクとオカン」なんですよ。
少なくとも私にとってはね。
テレビ版の泉谷さんは、ちょっと刺激強すぎ?
映画版の小林薫さんは 淡々としていて自然体で受け入れられるかも。
それにしてもオダギリジョーさん いいですよぉ。
面白いことに 高校生のマー君はうちのまーくん(次男)に見えるし、
大学で堕落した生活を送るマー君は長男そっくりに見えるし。
(実際あのむさくるしさは あの年代の特徴なのだろうか
そういえば 私たちはリリーさんの世代なのだが、
よく見ると 夫の学生時代は遠目にだけれどあんな感じだったような気がする)
「これはリリーフランキーさんの話ではありません。
僕自身の話であり、貴方の話でもあると思います。
観た方全ての胸にハマる形の想いです」という
オダギリジョーさんのコメントは まさにこれだわ。
以上 勝手に感想文・・・でした。
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