久しぶりにおつうの野球仲間の母と近くの居酒屋さんへ。
仕事が終わってからの時間に集まれるようになったのも
子供たちがみんな成人してしまったからというのもあって
そして それぞれ卒業後何年かを過ぎ、
子供たちに思うところもそれぞれに。
うわーすごい大根!
三分の一くらい丸ごと煮てあるね。
どうやって煮たらこんなにきれいに煮られるのかな?
圧力鍋? 煮崩れない? もしかしたらチェーン店だから
業務用のお風呂みたいなお鍋で じっくりと煮るのかも?
なんて しばしメニューを見ながらオーダーを決めて
大根は 金属製のおたまで切り崩しながら美味しくいただく。
カシスのお酒にフローズンパイナップルが入ったなんとかというカクテル。
わたくしにはこういうのがいいみたい。
この後 マスカットモヒートという 冷凍ブドウの入ったのも飲んだ。
粗塩ドレッシングのサラダは お代わり自由だって。
サテ
この日は 息子だけの母三人で。
上は29歳、三人の母であるよっちゃん(仮名)と
さっきまで職場で一緒にいたボードさんと。
よっちゃんのところは 二番目のお兄ちゃんが先日結婚したと聞いていたので
なんとなく この日は息子トークになりそうな気がして
他にも会いたい人はいたけれど、ちんまりと集まることにした。
モッツアレラチーズって揚げ出しにすると美味しいんだ。
これは発見。採用しましょう(笑)
トコロデ
少し前にいとこの結婚式に出席した時 新郎の母である叔母が さかんに
「男の子の母親なんて結婚式ではなんにも出番がなくてつまんないわよー」と言っていた。
わたくしもなんとなく心情察するところあり、おそらく この件に関しては
姉であるわたくしの母より寄り添える気がしていた。
そんなこともあり よっちゃんが今一番話したいことは 心の澱になっているのは
そのことじゃないかなぁ…と。
昔に比べてフリーダムな結婚式になり 親の出番が減ったこともあるが
それはそれで いいことだと思うと語りながら
三人兄弟 おそらく家族で旅行することももうなくなるであろうと思って
最後に一度家族旅行をしようとやりくりしたそうだ。
しかしながら 中学校の先生をしている新郎である次男くんは
中3の担任だったこともあり なかなか時間が取れない
やっとのことで 年末休みに一泊旅行をしようかと話がまとまった。
あ、このつくねも美味しいね。
ゲンコツみたいなつくねの中にチーズが入ってて 卵の黄味とすごく合うわ。
デ、ゴリョコウハ?
うん、実はね。
11月に新居に引っ越すって言ってたんだけど 息子だけだと思ったら
お嫁さんも同じに引っ越して そのまま同居するっていうの。
ということは 年末年始、家族旅行だからって
彼女を家に残しておくことになるわけでしょ?
(おそらく彼女も実家に行くとは思われるが)
息子にそれを言ったら 絶対「そんなの大丈夫だよ」っていうに決まってる。
彼女も そんなこと気にしない っていうだろう。
実際 気にしない可能性のほうが高い。
ダケド
もしかしたら もしかしたら 何年かして 思い出話になったころ
「あの時 家族旅行に行ったよね。私は家族じゃないんだーって思った」というようなことを
彼女が言うかもしれない。
言わないにしろ ほんのちょっと
(そうかー 家族水入らずでってことねー)くらいのことは思うかもしれない。
その時 彼女が思うのはいいんだけど 息子が何か言われたらいやだな という気持ちが働く。
そう思ったら もう 家族旅行はできないと よっちゃんは思ったそうだ。
でも よっちゃんのその思いを理由に旅行を取りやめることはもっと嫌だった。
これは墓場まで持っていく覚悟で ご主人の仕事が年末年始忙しいという理由で
息子たちには納得してもらい 旅行は取りやめにしたそうだ。
このあたりで よっちゃんの気持ちを思ったら すごく悲しくなってきた。
最後の家族旅行にいかれない ということもだけれど
お嫁さんの心に なにかぽつんと残すことが お嫁さんを傷つけることだけでなく
回っては息子に帰ってくるかもしれない と思ってしまう母親の気持ちが
ボードさんにもわたくしにも とってもとっても理解できたから。
取りやめが決まった後 よっちゃんはお風呂で一人泣いたそうだ。
それを聞いて わたくしも心の中で号泣した。
これは泣くに値する気持ちだ。
これは子離れできないとか 息子可愛さを言いたいのではないよ。
勘違いしないでね。
結婚することが 家と家との繋がりメインではなくなってきたというのも
ある意味これからのお姑さんにとって いいことであるのも事実。
わたくしなんぞは できたらそうであってほしいと思う。
よっちゃんもボードさんも それは同じなのだ
やっぱり今日はお二人と飲めてよかったなぁと思った。
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