先日参加した自由大学のイベント後の打ち上げ。
「打ち上げ」という言葉も最近使わなくなった(わたくしの中で)
トイウノモ
「打ち上げるもの」がないのではないか。
今回のイベントも 若い方たちが中心となり
わたくしはリハビリで参加させてもらったつもりなので
本当は打ち上げちゃいけないんだろうけど よしとしよう。

外苑前のEDIBLE GARDENにて。食べ放題の新鮮野菜でスタート。
このグループは青山のマーケットの関係者が多いので こちらが選ばれた模様。

おすすめのゴルゴンゾーラムースと蜂蜜。
ゴルゴンゾーラはなんとなく敬遠しているのだけれど
これは口にした人たちが次々と無口になるうまさ。もちろんわたくしも。
イベントではチャイだのスパイスフードを売ったりしたのだけど
皆さん チャイのように濃厚な方たちばかり。

箸が転んでもおかしいお嬢さんたちとの会話は楽しい。
ある意味 我が家の「嫁候補」ともいえるお嬢さんたちも
ばりばり仕事もし 余暇もフルに使うという若さ全開。
話題も食に関するもの中心で 鴨のロースト葱添えをいただきつつ
確か食品の輸出入のお仕事をしているという彼女が突然、

「この時期 台湾から全世界に向けてトリがはばたいているんですよ!」
一同 ぽかーん。そして爆笑。
(ただし わたくしなんとなくそれが「流通」を示すことを感じた)
「渡り鳥?台湾から越冬?」
「ちがうの。これからクリスマスに向けて トリが売れるので
世界のあちこちから トリを育てている台湾へ コンテナが集められて
そこからトリが世界中にはばたくの」
この時期トリ輸送用のコンテナが移動するから
アジア方面への空っぽのコンテナについでの荷物が載せられて 安く流通もするらしい。
「そうかー羽ばたいちゃうんだ(笑)」
「トリはチキンのことね」
「でもこれは鴨だよ」
「ま、鴨が葱背負ってやってくるってことですよ。
渡りに船ってことで」
ちなみに次に出てきたのはチキンとポテトのソテー。
インカの目覚めがとても旨い。

「ちょっと違う?」
「えっ?鴨葱って渡りに船と同じような意味でしょ?
旨い具合に欲しいものがやってきて やったー!みたいな」
一同 考える。
鴨葱と渡りに船の違い。
確かに彼女の言うように ラッキー!頂き!なんだけど
なんか違う気がする。

デザートの ショコラのテリーヌは 岩塩が振られていて
チョコの甘さと塩辛さが絶妙の味だった。
マンゴーと柿の甘さがなんだかほっとする。
鴨葱は 鴨を食べたい(食べよう)と思っていたらその鴨に葱もついてきた。ダブルラッキー。
とすると
渡りに船は 困ったなぁ…向こう岸に行きたいけど…と思ったら船が来た。助かった~
どちらも思いがけず欲しいものをゲットするわけだけど
鴨葱は 鴨を食べようとしていたのか それとも別に食べようとしていたわけじゃないけど
鴨と葱が来るのかで意味合いが変わってくるかも。
「棚から牡丹餅」の類義語と考えると 期待していない状態で得る幸運ということに。
渡りに船は 困った状態で助けを求めているところに 訪れる幸運。
これは「地獄に仏」かな?
…と 帰りの電車の中で居眠りしながら ふつふつと考えていた。
最近のわたくしは 何が食べたいわけではないけれど
あれこれつまんでは体重増加に悩むわけで
いつまでもあると思うな 鴨と葱(笑)
そして
この窪んだ状態をなんとか脱せねば!と外へ赴くものの アップアップ状態なところへ
はたして船は来てくれるのだろうか?

特に意味はなく 今回のイベント用に試作した クミンのぷちぷちクラッカーと

チャイを使って作るこくまろシフォンケーキなり。
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