散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes




【九份へ】

漢字の看板 バイクの喧騒の町から離れると
少しずつ景色が変わってくる。
異国の街だった車窓が だんだん日本の田舎町のような景色に。



ツアーとはいえ 現地には駐車場がないので 途中で路線バスに乗り換えて九份へ向かいます。
乗っているのはツアー客がほとんどですが。
ここはツアーに入っていったほうが楽よ と言われるゆえんはこのあたり。

ガイドさんもガイドブックも 「千と千尋の神隠し」舞台と謳い
後付だけどこんな看板もある九份。



確かに雰囲気はあるけれど わたくしはどうも群馬県の伊香保温泉を思い出してします。



狭い石段を観光客が行ったり来たり止まったり。



そして片方に山の斜面、かたほうに海という景色は
時々尾道を思い出させます。



夕暮れなんだけどなぜか朝のような絵になるなぁ…。



こちらも 屋台や夜店が立ち並ぶ。



「九戸茶屋」にてツアーの方たちと円卓を囲んでのお食事。



こういうツアーでの円卓はなんとなく気を使って あまり好きでない。
けれど お料理はまあまあでした。





手前の卵豆腐、なんだかいつものおかずっぽいですが
ご飯にかけると結構おいしい。
そして ウーロン茶葉で煮込んだと思われる角煮は 今回の収穫。
五香粉の香りとともに 我が家の新しいメニューになりました。
ウーロン茶で煮込むので 苦手な脂身がさっぱり美味しい。



海老の紹興酒蒸しもフォトジェニックだったけれど ポジショニングが悪くて(笑)

食事がすむころには陽も暮れて 赤い提灯が映えてくる。
他の方たちは 台湾ビールで楽しんでいる中 アルコールなしのわたくしたちは
一足先にごちそうさまをして 街中を歩いてみる。

やたらに「ミヤザキハヤオノセカイ」を連発されたので ちょっと天邪鬼になっていますが



この辺りは雰囲気ありますね。



夜景もきれいです。



この風景をバックに自撮り棒で延々と自分を撮っていた女子がいたけれど
何かに使うつもりだったのかな?



時間を気にしながら 人ごみをかき分けかき分け…



ねこもいます。



風が出てきたとはいえ 暑いです。
朝早くからの一日。この後 士林夜市で解散となるツアーでしたが
ホテルへ送ってもらえるということで 夜市へはいかず翌日に備えて帰ることにしました。

翌日の行動については まだ煮詰めておらず帰ってからと思いましたが
案の定早々に寝付いてしまったけいちゃんを横目に ガイドブックをめくるも
わたくしもそのまま(笑)


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懲りない女たちと旅に出ると 大抵わたくしが一番最初に寝てしまう。
うつらうつらしていると 「あーっ!p寝てる」
「いや寝てないよぅ」と時々答えながら 寝ている(笑)
「おきなさいよーっったく」

…といつも言っていたけいちゃんが今回は早々と寝息を立てている。
ほとんど時間差でわたくしも寝ているけど。
そんな翌朝は かなり早起き。

【お決まり台湾ツアー】

旅行社のツアーに入れば 航空機からホテルの手配が楽だしなによりお安い。
ただ 困り者が「立ち寄り」です。
大人の事情とわかっているものの 買う予定のない免税店やお菓子屋さんでの
時間のロスがもったいない。

今回も「とりあえず回ってみました」的な一日を過ごすことになりました。
なのでさくっと記録。



ホテルからすぐの行天宮
横浜の中華街にある関帝廟のようなパワースポットです。
朝早くから 沢山の方たちがお参りにきており こちらのお水は
パワーの源として遠くから汲みに来る方も多いそうです。





鏡には洗心 問心 の文字。



給水器のようなものがあり ありがたい紙コップが備え付けられていました。
申し訳ないけれど せかされるように次のスポットに移動しなくてはならず
お参りどころではありません。

ガイドさんがやたら時間を気にしていたのは
忠烈祠で 憲兵さんの交代シーン見学のため。
これは時間ごとに行われるため 乗りつけられたバスでいっぱい。
こちらは 戦没戦士を祀ってある日本でいうと靖国神社のような場所。
若い憲兵さんが 微動だにせず門番をし 一糸乱れぬ行進を見せてくださいます。



このあたりからじりじりとした日差しが降り注いできます。
これからお昼くらいまでが暑さのピークになるとのこと。
一足先に梅雨明けした台湾では蝉が鳴きはじめます。
そんな中 マネキン人形かと見まごうような 憲兵さん。
だれもがカメラを向けるなか 申し訳ないような気持になってきます。



「一緒に写真を撮影してもいいですが お手を触れないよう」的な注意があり
流れで写真も撮ったけれど 見ると心が痛む。
その場所の持つ意味もさほど理解しないまま 次の場所へ。

日陰のない炎天下 白い建物。



蒋介石を祀っている中正記念堂
思っていたよりも新しい建物で完成は1980年。
よく考えれば歴史の教科書で知ったものの、リアルタイムで知っているんですものね。
こちらを守る憲兵さんも ぴしっと決まっていますが
前出の方たちよりエリートなのだそう。
(加瀬亮が似合いそうなユニフォームだなぁとふと思う)



なんと今回の旅行に「自撮り棒」を持参したけいちゃん。
ここでは いい年のおばさま二人で自撮りしてみました。
(もちろん画像はありません)

台北はコンビニが充実しているので 自動販売機があまりありません。
ここは数少ない自販機だそうです。
そして面白いと思ったのは 壺?型のごみ箱。



ぎらぎらの太陽。
この日は軽く日焼け止めを塗っておきましたが 
わたくしカメラを使う関係で 日傘も持っていたものの結局ほとんど使うことなく
気が付けば 襟周りに赤い斑点がいっぱいに…。
帰国後数日たっても 色素沈着はおさまりません。

このあと たっぷり時間を取ってお茶屋さんでのお茶講座。
こういうものには ちゃんと時間を取るのだね。
講座のあとは お買い物をお楽しみください…。

さて 台湾といえば 行天宮でも中正記念堂でもなく
哀しいかな小籠包で有名な鼎泰豐(ディンタイフォン)
実は日本でもまだこちらへは行ったことがないので 楽しみにしていました。
混んでいるにもかかわらず 台湾へいったことのある知り合いは皆、おすすめしていたので。



ガイドさん、「これからわたし席を取ってきます。ここで待っててください」…て
無理でしょう(笑)予約してあるくせに…。
店頭には待ち時間のデジタル表示。90分ですと。

そういえば 旅に出る前台湾のサイトを見ていたら
何でも屋さんみたいな広告があって 「鼎泰豐の順番を取って ロスタイムなく入店できるように並ぶ」という
お仕事をします、とあったのに驚きました。



5分もせずに 12人ずつ席を割り振られ 前菜 蒸籠が運ばれてきます。
その流れの速さにちょっと興ざめしてきて 
(所詮小籠包じゃない…)とちょっと意地悪な気持ちにさえなってきました。



これね 噂の小籠包は。



いやぁ でも美味しかったです。
海老だの野菜だの餃子もありましたが どれもあつあつで美味しい。
本店で食べている というエッセンス入りではありますが
肉の臭みもなくジューシー。



サイドメニューもちゃんと美味しい。
こればかりは ツアーさまさまで 訪台の大きなミッション達成という感じ。
ごちそうさまでした。

そして一路 故宮博物館へ。
こちらは撮影禁止なので撮影は諦め
かといって 1時間余りの見学時間では 何がなにやらわからず
ガイドさんの旗にくっついての右往左往。
覚悟の上とはいえ、ミュージアムショップでの買い物時間さえない駆け足故宮でした。

そして ツアー終了前には免税店、そしておすすめのドリンク屋さん立ち寄りで
既定のツアーは終了。
この後は 夕暮れの九份(きゅうふん、ジォウフェン)へ向かいます。



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【あぶらに行く】

台湾…油…と聞いてピンときたあなたは台湾通かも(笑)

漢字文化だからと安心していたものの、旧字体や読み方に相当難があったのは事実。
今回のホテルは MTR(台湾の地下鉄)行天宮(シンティエンコン)という、
中華街でいう関帝廟のようなところがあるところからすぐだったのだが
ダイレクトに「ぎょうてんぐう」

また 観光スポットとしても有名な乾物や漢方を扱うお店が並ぶ迪化街(ティーフォワチェ)は
何度練習しても発音できず、
漢字のイメージから連想した「油」から この場所に関しては二人の間で「あぶら」ということしました。
これはまさによく言った読み方で 
けいちゃんが旅慣れたお友達に 現地情報を教えてもらったときも
「あぶら…みたいなところに行きたいんだけど」と言うと 速攻で理解してもらったそうな。
もちろん 行先表示のスケッチブックにも
到着したらまず行くつもりだったので しっかり記入。
ただ タクシーに乗って「あぶらへ」なんて言ったら恥ずかしいから
タクシー拾う直前に ガイドブックで発音を確認して口頭でも言えるようにしておきます。

到着したのが金曜の夕方で、自由行動ができるのは日曜。
迪化街の中には日曜が定休のお店も多かったため
下見を兼ねてチェックインをしたらすぐにここへ向かいました。
けいちゃんが仕入れてきた情報から 迪化街~寧夏観光夜市が近いので
まずは初日に夜市を覗いてみようということになりました。

タクシーで着いたのは 迪化街中心にある永楽市場という布製品や食品が混在している市場。
客家柄の布などを扱うお店も入っています。
夕方だったせいかもしれませんが観光客は見かけず 
ディープな感じがしたのでカメラは控えて そそくさと通り過ぎます。



肉屋さんとかお饅頭屋さんはここでは御用がないので 
市場を出て古い建物の並ぶ乾物や漢方のお店を見て回ります。
実際は 乾物類より その建物に萌えポイントが集中していたので
この日は買い物はできず。



わたくしの天敵である干しシイタケ天国。
一応 写真に収めておくことにいたします。

上陸して数時間、まだまだ空気になじめず
ただうろうろとシャッターを切るだけのわたくしです。





道の両側、とにかく萌えポイント満載の古き良き建物。



たしか「素食」とはベジタリアン食のことだと聞いていたので
ここは野菜食のお店かな?
ちょっとインパクトのある名前です。

台湾の町並みは アーケード。
多少雨が降ってもこの下にいれば傘は要らないけれど
歩道の部分までが店舗の所有地とかで 歩道の高さや材質が統一されていません。
なのでよそ見しながら歩いていると何度もつまずきますのでご注意。




【古早味豆花へ入る】

一通り「あぶら」街を歩いた後
やはり日本とは違う湿度の高さに 「体がどろどろ」なことに気づく。
この「体がどろどろ」という表現は 今回の旅の途中、何度も発せられることになります。
出発前日あたりに梅雨が明けただろうと思われ、日差しはそれほどではないものの
夕方に向かっているにもかかわらず 息苦しいほどの蒸し暑さ。



夜市はまだ準備中のようなので 目に入った古早味豆花という豆奨のお店に入ってみることにします。





しかしながら 下調べさえしていない悲しさ、注文の仕方がわからない…。

お店の壁にいろいろなおすすめが貼り出されていたのでそれを頼りに(10分ほど悩んだかと)
結局 ピーナツ 小豆 イモ団子 煮たお芋 練乳のかかった
なんとか1號というかき氷に決定。

実は台湾に来ながら けいちゃんとわたくし、大食いではない。
それでもわたくしは食べることにかなり執着のあるほうだけれど
けいちゃんはそうでもないのです。
わっと盛り上がるけど いざとなる「私もういいわ おなかいっぱい 要らない」というタイプ(笑)
この後 夜市で台湾第一食を食べる関係上 ここで満腹になられては困る。

注文している人たちを見ても 結構大きなカップ。
ただ かき氷を頼んでいる人がたまたまいなかったので
店員さんに体当たりで聞いてみると少し日本語のわかる方を呼んできてくれて
無事に注文完了。
ちなみにこの時点でまだ両替をしていなかったのですが
日本をたつ直前に メル友がおうちに残っていた台湾ドルを送ってくれたので
この日はそれが大活躍しました。



紅豆(あずき)以外は いったい何が?とドキドキしていたけれども
甘く煮たピーナツお芋も お芋の白玉も甘すぎず氷と一体化していきます。
先入観で 甘い 味濃い 辛い というイメージがあったのですが
このかき氷をはじめとして その印象がまったく変わっていくことになります。

この寧夏夜市は MRTの雙漣という駅の近くになりますが
「寧なんとか」「雙なんとか」という失礼極まりない呼び方に終始していたことを
お詫び申し上げます。

また 雙漣近くにはカルフールという外国資本の入ったスーパーがあり
コストコをちょっとコンパクトにしたような感じの品ぞろえで 
調味料やお茶、スナック菓子など わくわくするようなものが楽しめます。
ここはたまたま歩いていて遭遇したので とてもラッキーでした。

【寧夏夜市突入】

日も暮れ 夜市の灯りがまぶしく感じられるようになったので
いざ、夜市突入。





ちなみに ディープな台湾ごはんが並ぶ中 ちょっとオサレなこのエッグタルトが気になって
一つ購入してみました。
ホテルに持って帰って食べてみましたが とろとろのカスタードとソフトなタルト生地が
絶妙の美味しさでした。
これはぜひ もう一度食べたい!と思う。
お店のおねいさんのエプロンには馥陽鍋貼水餃子専賣店という有名な餃子屋さんの文字があるけれど
関係あるのかしら?帰国後調べてみたけれどまだ不明。



こんな感じで皆さんふつうに晩ごはんをしている。

台湾第一食目は 道路にずらりと並んだ屋台で注文する勇気がまだなく
夜市沿いの店舗に入ってみることにしました。



けいちゃんのお友達おすすめの 牡蠣のオムレツと海老チャーハンを注文してみます。





ちょっと弱気な注文ですが 異国での最初のごはんだったので
万が一残してしまったりしたら申し訳ないという 大人の配慮です。
心配することなく チャーハンはぱらりと油っぽさもなく
ある意味日本で食べるチャーハンとさほど変わることなく
あんかけのかかったオムレツは ちょっと片栗粉が固まっている部分が気になりましたが
こちらは初めて食べる異国の食べ物でした。

店頭で青菜を炒めるおじさま、お願いしたらポーズをとってくださいました。



かくして 台湾第一日目の夜は更けていきます。




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【キティちゃんと一緒】

数か月前 友人けいちゃんから「台湾行かない?」と連絡がありました。
ずいぶん前から浮上しては消えていった計画だったのですが
なかなか全員の予定が合わず ハイシーズンだから高いだとか
休みがうまく取れないとか メンツの一人の転職とかが重なり
ほとんど立ち消えていたのです。

女性に限ったことではないけれど 生活形態がそれぞれ違うと
旅行ひとつでもなかなか実現しない。
本当はいつものメンバーで訪れたい地ではあるが、
今回は子育て一段落の二人で 前髪しかないチャンスと思って 
勢いで決行することになりました。

けいちゃんは英語堪能、語学脳が発達しているので
韓流ドラマにはまった時は 現地からDVDを取り寄せ、
字幕なしで見まくって ハングルをマスターしてしまったという才女。
以前 香港へ行ったときは 英語が通じるということで
交渉ごとは彼女に任せておけば安心でした。

と言っても 今回の目的地である台湾は 英語はほとんど通じないとの情報。
中国語 台湾語、そして 年配の方は日本語のほうが通じるという。
同じ漢字文化だもん 台湾のお店のホームページなんかを見ても
漢字だからなんとなくニュアンスはわかるし、と甘く考えて
ガイドブックの「とっさの台湾語」みたいなページもあまり読まずに当日を迎えます。
当然どこへ行っても 相手の言っていることはちんぷんかんぷんで
にやにやしていると 片言の日本語で対応してくれるし
若者は現地の言葉が通じないとわかると 簡単な英語に切り替えてくれたりもする。

今回は まさにジャパニーズスマイル、終始薄笑いをしながら
「謝々」を繰り返して胡麻化して過ごした気がします。
おかげで 帰国翌日スーパーで買い物をした折
お釣りとレシートを受け取りながら 思わず「謝々」と言ってしまいそうに。

また台湾通のメル友からは タクシーが安いから
さっさとタクシーを利用したほうが時間が有効に使える、
ただし漢字は読めても現地の発音はできないから
小型のスケッチブックに ホテルとか行きたい場所をマジックでしっかり書いておくようにと
何度も念を押されました。
確かにこれは 異国でのタクシー乗車の心強いアイテムとなったのは言うまでもありません。

さらに 同僚や陶芸の師匠からもガイドブックや台湾関係の本を貸していただいたり
出発直前にも同級生がガイドブックを送ってくれたり
温かい満身創痍で 旅立ちの日を迎えます。

さて 今回はどんな旅になりましたか、久しぶりに気合を入れて(笑)
まとめていきたいと思います。



旅の概要としては 3泊4日、二日目だけはお決まりの市内観光+九份(Kyufun)散策のオプションつき。
到着日と三日目、帰国日は基本フリーという設定です。

フライト指定をしなければ追加料金はかからなかったのですが
羽田に7時台…となると 無理が生じるので、ここは10時台の便を指定しました。
現地着が13時台になりますので 夕方以降は自由に使えます。
と言っても 今回はツアーに入ってしまったので ロスタイムがかなり生じました。
松山空港から台北市内には 簡単に移動できるということがわかったので次回からは自力で行きたい。

そして台湾といえば エバー航空の「キティちゃんジェット」



チケットから機体のペイント、機内の装備に機内食。
徹底したキティちゃんグッズがちりばめられております。
エチケット袋や機内食のカトラリーはしっかりお持ち帰りさせていただきました。
ちなみにクッションカバーもお持ち帰りOKです。



台北でもあちこちにキティちゃんを見かけます。
もっとも ご当地キティちゃんが普及しているので 台北に限ったことではないかもしれませんが。

飛行機は時差1時間、2時間半ほどのフライトで
台湾第2の空港 松山空港へ~。

つ・づ・く



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