夏になると思い出す♪残酷物語があります。
この季節すずむしの幼虫なんかを育てた覚えのある方も多いはず。
私は虫系は苦手なのでパスしたいのですが
子供たちが小さい頃はこれも経験と
友達からすずむしの幼虫を小さな飼育ケースいっぱいに貰い
「すずむしのえさ」みたいなのとかきゅうりなんかを
取り替えたことがあります。
かなり人口密度(すずむし密度)の高い飼育状態だったのですが
多少のつぶしあい(共食いです)はあったものの順調に育ち、
夜はまくらもとでりんりんりんりんうるさいほどでした。
当時は浜松に住んでいまして、夏の恒例帰省のときは
車にケースごと同乗してすずむしも上京。
夜になると車の中でりんりんりんりん大合唱が始まり
大顰蹙だったものです。
で まず夫の実家へ着くと義母が
「すずむしにはかつおぶし」といって
○ンベンの鰹節パックを ケースの中にまきました。
(ふーん)とおもいながらも私はその手の知識がほとんどないので
(さすがお義母さんだわ)などとおもったものでした。
お決まりで夫の実家のあとは私の実家へ。
すずむしも一緒に移動。
(本当は夫の家の庭に放流?してもらってもよかったのですが)。
すずむしケースは玄関において その日はそのまま就寝。
翌日の朝・・・
おきたらすずむしは一匹もいなくなっていました。
代わりにありんこの行列。
一晩ですずむしワンダーランドは都会のありんこの襲撃に合い、
全滅してしまったの。
「なぜだ・・・」
原因はかつおぶし。
ありんこって肉食なんですよね・・・。
あのかつおぶしの芳香がありんこを呼び、そのまますずむしも
食されてしまったらしい。
我が家では二度とすずむしは飼育しませんでした。
そんなほとぼりも冷めて 2006年 夏。
ある朝キッチンに立ったら、出窓にありんこの行列。
この家に住むようになってからはじめての出来事です。
(座敷になめくじが一晩中運動会をしたらしい形跡が
残っていたことはありましたが・・・)。
台所だからいろいろ誘引はあるけれど
何故 今・・・。
ふと見ると シンクの上にお弁当に使った○ンベンの鰹節パックの袋が
封を切った状態で放置されている(おいたのは私です)。
これだ・・・
かつおぶしのにおいはありんこを引き寄せる。
3m先のかつおぶしのにおいでもありんこは嗅ぎ付ける。
手あたりしだいありんこを駆除しました。
数日間は生き残りが徘徊していましたが・・。
でも今年はありんこの道ができてしまったようで、
ちょっと油断するとありんこが網戸の隙間から進入してくるようになりました。
ありの巣コロリ 登場かも。
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