先日の横浜散歩で皆から蒸籠を勧められるわ、
美味しいマーラーカオは食べるわ、
帰ってきてからは みよちゃんから手造りマーラーカオ(蒸籠で蒸した、の脚注付き)の画像は送られてくるわで
常に頭の隅にマーラーカオがいたわたくし。
パン修業していたころ、蒸しパンとか蒸しケーキの類は習ったけど
あの○マザキの袋入りマーラーカオ的な、ざっくりした蒸しケーキは
なぜか買って食べるものになっていました。
お休みの一日 よしっと 久々に甘いもん作ろうと始めたのですが…
マーラーカオのレシピっていろいろあり千差万別。
最初これで行こうとネット検索して計量したところで
蒸す前に6時間ほど寝かせなくてはいけないレシピだと言うことが判明。
寝かせた後 蒸す直前に ベーキングパウダーと重層を溶いて入れるのだそう…。
馬鹿だから 粉とパウダー類を混ぜて振るってしまっていたわたくし。
ま そんなこともあるわさ と
もう一度検索して 似たような配合のレシピを探しだし、
(というか 無理やりその分量で作ったと言う方が正しいか)
蒸しもののばあいは 底がない型を使う方が膨らみやすいので
セルクルがどこかへ行方不明だったから
底抜けのケーキ型の底の部分を取り外し、シートをきれいに敷いて準備。
ただ混ぜればいい というレシピだったけど
しっかりスポンジ並みに泡立てもして
これはある意味シフォンケーキに近いなぁ(サラダオイルを使用) なんて
ぼんやり考えながら 型に流し入れ、蒸し器の蓋を開けて…
ここで信じられないミスをした私。
物忘れ激しくなっているのは否めないものの
何が起きたと思う?
「底ぬけの型の底の部分を取り外し、シートを敷いて」いたことを
すっかり忘れて、型を持ち上げてしまったのだ。
ケーキ型をあまり使うことのない方にはイメージしにくいと思うけど
要するに枠だけのケーキ型に紙を敷いて生地を流し入れ、
その枠だけをつかんで持ち上げたわけ。
当然 生地の重みで 紙は重力の法則に従って落ちる…
だらだらだら~っとね。
調理台と蒸し器のちょうど中間地点で!
我ながら 呆れちゃいましたね。
でも 入ってしまったマーラーカオスイッチは、そこでオフになることなく
もくもくと流れ出した生地を処理し、ガスマットまで交換してから
再度計量に入りました。
でも 先ほどのレシピは不吉の前兆かもしれないと解釈して
レシピを検索し直して作りました。
蒸しあがったときは 無性にうれしかったわたくし。

よくシフォンケーキ初心者が、あのケーキ型の筒の部分をつかんで持ち上げて
一つ目のケーキをダメにする というのはあると聞いていたけど
一応 ケーキ歴25年くらいはあるわたくしが…
「わたくしとしたことが…」というセリフがまさにぴったり。

出来あがったマーラーカオは、カステラでもスポンジケーキでもなく
ちゃんとマーラーカオしていました。
これはかなり感動的。
しっとり感は 中華街で購入したあれに、かなり近いかと。
隠し味のお醤油が、さりげなく効いていて
あとはちょっとミルキーな感じが出せれば さらにいいかと思います。
もう 次の試作がしたくて うずうずしているpでございます。
| Trackback ( 0 )
|