ひと月半ほど前にスマホの機種変をした。
電池の持ちと充電の不具合が重なって かなりのストレスだったため
思い切って変えてよかったと思う。
ただ唯一失敗したのが さほど活用はしていないものの
特定の方たちとつながっているLINEのバックアップをしていなかったので
お気に入りのスタンプはもちろん
やり取りのある友人の画面から 突然わたくしが消えていったこと。
グループトークに至っては「pさんが退出しました」という
なんだか雲行き怪しいコメント付きで消えたらしい。
仕事が終わり さて設定に手を付けようとしたら
留守番電話やメールがいくつも入っている。
最近ではほとんど使われない家の電話にまで 留守電が入っている。
突然いなくなったわたくしを心配して連絡を入れてくれたのだ。
なんとか電話番号から繋がれる友人から友人へと
頻繁に連絡を取る方たちとはなんとか 関係を修復。
あとは そうそう 息子たちにもう一度連絡しなくては。
と 息子たちは電話番号で登録しているようなので
「機種変をしたら ラインのデータが飛びました。
改めて登録しておいてください」とメッセージを送る。
一緒に住んでいるおつう(次男)は帰ってきてから説明すればいいかと
既読が付いたので よしとしていたら
アニ(長男)からのメッセージは
「本人である証拠を提示しなさい」
と ぴしゃり。
オレオレ詐欺の逆バージョンを警戒しているらしい。
数日まえに確か旅行へ行ったはずなので
「旅行は楽しかったか?」
返事がないので
「私はシイタケがきらいです」
と 送ったら
「よろしい」
やっとお許しが出た。
数日前 大学の同期に連絡を取る用事があり
ラインデータ消失の件を述べた後 本題である
○○くんのメールアドレス教えて、と送信した後
ふと なりすましを疑われないだろうか と不安になり、
「心配でしたら 本人確認のできる質問をしてください」と添えておいた。
「私のミドルネームはあなたしか知りません。さあなんでしょう?」
敬虔なクリスチャンである彼のことを
わたくしたちはよくミドルネームで呼んだりしたものだった。
もちろん難なくクリアできる質問。
で 事なきを得る。
ラインはやらない と思っていたけれど
メールより手軽なので 交友範囲は狭いけれど使うようになった。
アドレス帳から 勝手に情報を読み込まれて疎遠な人の情報まで表示されるのは嫌なので
自動更新はしないようになっているのだが
今回のような事態のときは 読み込むしかないので更新をすることになる。
ちょっと哀しかったのは
数年前に亡くなった友人が突然友達として表示されたことだ。
おそらく 電話番号が既定の年月を経て誰かの下で復活したのだと思われる。
わたくしの電話帳には 彼女の名前が残っているので
その知らない誰かは 彼女の名前で表示されるのだ。
おつうにその話をしたら
やはり若くして亡くなった彼の友人が 最近になってライン上に表示されたと言っていた。
消せないアドレスも そろそろお別れしなさいということか。
そういえば 本人亡き後のFacebookは ちょっと心配になる。
たしかそういうのを削除するサービスがあるというのは見たことがあるけれど
宇宙空間の軌道を外れた人工衛星のように 永遠に回り続けるのだろうか。
ふと 寂しく思ったりする。
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