静かに静かに 川のせせらぎだけを耳にしながら
夜は更けていき 年とともに眠気に勝てなくなりつつある女たちは
気づくと一人二人…。こうなると早く寝たもん勝ち(笑)
何事にもてきぱきとことを進めたい けいちゃんは
ずいぶん早くに起きて朝ぶろに入ってきた様子。
薬を飲みながら参加のわたくしは 今回は朝風呂は諦める。
お風呂を済ませたけいちゃんと 宿の周りを朝の散策。
同じ景色が 前の日とは別の顔色を見せてくれるので
朝の散歩は欠かせない。
こと 川の流れは その日のコンディションで違って見える。
見る人間のコンディションまで映し出すようだから面白い。
旅先でよく撮るのが 橋の上からの景色。
特に意識していなかったけれど 大抵何枚か撮っている。
周りは今、緑がめきめき声を出し始めたころ。
普段あまり気づかない 銀杏の木も新らしい葉っぱを出し始める。
剪定されたところからまた新しい命が噴き出すように。
宿へ戻ると お座敷には西洋風な朝ごはんが。
なんと 籠の中には Bread & Circus のパンが…。
「昨日皆さんが袋を抱えていらしたけど…」とご主人。
いえいえ 現地の朝ごはんでこのパンが食べられるなんて もっとアピールしたら
お客さんどんどん来ちゃいますよ。
ジャムやパテなどこだわりの瓶詰などが惜しげもなく並ぶ。
パテはドイツから送られてきたものと聞いて よくばり女たちは一人一つずついただいてしまう。
そういえば こちらのお宿、客室以外のスペースには Stuff Only(英語) のプレートがあったけれど
なぜか 台所だけは Küche (ドイツ語で台所の意味)というプレートが付いていたのが
とても気になっていたので
パテのお話から ドイツとの関連をお聞きすると ご夫婦でドイツから帰国して
こちらのお宿を始められたとのこと。
一同 キャー素敵と 反応。
それで 台所のプレートがドイツ語だったんですねー。
サテ
湯河原周辺、以前にも来たことがあるのですが
実は観光名所と言った物はさほどなく、午後早く解散する女たちは
近くの万葉公園で しばし足湯につかることにする。
ちょっと幻想的なトンネルを抜け
滝の近くをマイナスイオンを浴びつつ散策していくと
いくつもの足湯スペースが利用できる「独歩の湯」があります。
ぞろぞろと場所を変え 足につかり
ちなみに これは 湯河原の町おこしグルメ、坦々焼きそば。
B級グルメにくわしいわいちゃんが調べておいてくれました。
辛い とのことでしたが我らには普通の焼きそばに目玉焼きのっけという感じ。
この人たちとの旅はいつも現実に引き戻されつつ
フェードアウトするかのように終わるのが常なのだけれど
今回も例外ではなく。
駅で 最後のコーヒーを飲みながら 電車の時間を気にしつつ
各自の都合でばらばらに解散するのが すごく心残す感じがあって
終わらない旅を続けているのかもしれない。
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