散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



新学期早々熱を出して 欠勤してしまった。
陶芸を早目に引き上げて 表参道へはちみつレモンカレーを食べに行こうと思っていたら
なんだか異常な寒気。
工房冷えてたし 2時間くらいじーっと地味な作業だったしと思っていたが
どうもがくがくしてきた。
その時点で体温は36.5度だったので 体を温めてみる。
カレーを食べに行くのには ちと微妙な体調。

気づくと日が暮れていて 検温すると38.5度。
これはインフルエンザに違いない(急激な発熱)と思って 
翌日の仕事にいかれなかった時の連絡をし、週末の予定を早々とキャンセルした。

結果 翌日一日寝込んだだけでゆるゆると熱が下がり始め
病院でもインフルエンザではないのでは?ということになり
その次の日はお仕事に行きました。

…とこれはタイトルの「誤算」ではありません。

今日は おとなしく家に籠っているので ストーブで小豆を煮ています。

サテ

2年ほど前から 好んで使っている土がある。
さぼりがちな陶芸なので この2年ほどこればっかりだ。

だんだんシリーズ化したくなってきて 100均一でクッキー用のスタンプを買ってきて
ブランドスタンプまで作ってしまった。



マ コレハシュミナノデ ナニヲシテモイイワケデスヨ

そんなこんなで出来上がった P・KITCHEN ブランドの食器(笑)
野趣満載です。



ちょうど年末にいくつか出来上がったので 今年のお節は重箱をやめて
元旦の朝だけの御膳にしてみたのです。

これが なんというか自己満足以外なにものでもなかったという誤算。
やはりお正月は せめて黒塗りの黒天目かなにかの器を使うべきだったという誤算。
そしてなにより 元旦の御膳が「ただの食卓」になってしまったという誤算。

それでも なんとか盛り付けで見せてみようという根性のなかった正月の朝のわたくし。
ここでちょっと気合を入れて 松をあしらうとかすれば何とかなったのだけれど 
前日(というか年明けて)「フットンダ」とか見ちゃって
あーもういいやー どうせ 夫とおつうだけだし(笑)と夜更かしした自分を甘やかしてしまった。

……と ここでその全貌をお見せするべく 画像もスタンバイしていたのだが
あまりの悲しさに 公開するのはやめることにしました。

今年の課題の一つは…もうお分かりでしょう。
がんばります。









コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




妄想 想像 イメージ。
頭の中で描くことは人畜無害なので好きです。
それを表に出そうとすると(ここみたいに)人さまの迷惑になったりするのですが。

まったく進歩の見られない陶芸修業。
師匠の言うことをちゃんと聞かず 自分のイメージで突っ走るから
上達するわけないと ちゃんと解ってやってます…。

何か作るとき まずはそれに何を盛りつけるか と言うことから考えます。
技術が伴うか否かは 二の次で。

陶芸再開してからずっと作りたいイメージがあり
何回かトライしているものの ちょっと違う。
そんな中で昨年作ったこのチャイのためのカップは割と気に入っています。



土は 粒の入った近江と白っぽい古信楽を混ぜて
ジルコンという釉薬をかけています。

気がつくと ボルシチを盛りつけるための壺っぽいものとか
卵とじ料理を作るための浅い土鍋とか、
自分の都合だけで カリキュラム無視の弟子に 師匠はあきれておられることでしょう。

今年に入って 友達のリクエストで酒器に挑戦中。
これはなかなか技術のハードルが高く、まぁ気長にやってよ的な(笑)

美味しいお酒を飲んでいただけるのはいつになることやら
気長にお待ちいただきたい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




以前ロールケーキ皿で挫折してから 
しばらく手ひねりから遠ざかっていたのですが
まえからちょっと気になっていた練り込みに再度挑戦。

まずは 5色の土を作り、それぞれお団子状にする所から。
今回は まずは試作ということで
白、黒、ブルー ピンク グリーンで。
これも 最終的に焼き上がらないと色目がわからないので
あまり大物にせず 手順の確認も兼ねて。



布巾を敷いたボウルの中に 丸めた土を色が重ならないように詰めていきます。

うまく圧力がかかると 真ん中の白いのみたいにきれいな六角形になる(はずなんだけど)
中心部から 少しずつ少しずつ指で馴染ませ
途中からは 布巾を巻いた陶製のすりこぎで ぎゅぎゅぎゅっと…。



やっている間に だんだん力に均一感がなくなり
六角形から程遠くなってくるなぁ……。

これを次回の作業日までしばし寝かせて
型から取り出したら外側をなじませる予定。

さあ どうなるか?



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




昨年末の窯出し作品…。

やっぱり先輩諸氏の作品とどうしても比べては落ち込むけれど
できあがったものを使うのは嬉しい。
この年末年始は ささやかながらオリジナル食器を率先して使ってみた。

ただ白いお皿と言うのも欲しいなぁと
ちょっとしのぎを入れて 白い土に白萩をかけてみたもの。





左の小鉢は 茶色の土で作ったものに 釉薬をかける前に霧吹きで水を吹きかけ
ジルコンという釉薬をむらむらにかけてみた。
もう少し ムラっぽくなるとよかったので、今年の課題のひとつ。

右は 茶色の土にまず白泥を一部かけて素焼きにかけて 半月模様にしようと思っていたが
さらに黒マットと透明釉を重なるようにかけてみたら?と師匠にアドバイスを頂いた。
微妙にそれぞれの重なり具合が違って 楽しいセットのお皿になりました。
これも シリーズ化するつもり。



テストピース兼ねて作っている箸置き。
これも 白萩と瑠璃釉の重ねがけで 三色に。
この水色は好きな色目なので 



ペンダントトップにも応用してみた。
先輩が 金の絵の具を足してみたら?と貸してくださったのをちょんちょんと。



毎回お楽しみで作る 小物たち。
なかなかこれ!というものにならないけれど…。



北欧っぽいイメージで ちまちまと掻き落としてみた模様は
ランダム過ぎて今一つ。
でもカップとしては ようやく使いやすい大きさに近づいてきました(自己陶酔)

今年もどうぞお付き合いいただければ幸いです。


コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




こんなの作ってみました。

白い土に印花を押して、辰砂をかけて酸化焼成。
お気に入りのパステルグリーンが出来ます。

いろいろ応用が効きそうで次回の窯入れまでに いろいろ試してみます。



今回は カップとお皿、お遊びでスプーンも作りました。

ざらつきのある近江土と白い古信楽をブレンド、
辰砂釉をかけて 酸化焼成すると こんな感じの緑になります。

手触りは ざらっとしてちょっと野趣もありますが
色眼がやわらかいので 少しミスマッチな感じ。



ただいま大量生産中。
微妙に 形と大きさが揃わないのが難。



内側が白、外側黒の器も 前から作ってみたくて
内側はジルコン、外側は黒マットを使いました。

相変わらず 「自己陶酔」の趣味ですが 次は何に挑戦しようかな。


コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




湯呑茶碗100個(途中で挫折) ご飯茶わん?個
途中 カップ&ソーサーやチャームなどの寄り道をして
そろそろいいでしょうか……?とおずおずと師匠にお願いして
お皿を作りはじめました。

大きさは何となく揃うけれど 縁の感じがすうっといかない。
削る部分がいっぱい出そうだ。

今回は チャームも沢山作ってみる予定。うまく行くかどうかわからないけど。

庭の草取りをしながら モチーフを探す。
こんなのもモチーフにできたらいいな。



白い色の花も清楚で好き。



器にもこんなひそやかな感じが出せたらいいのに。

そして…



今年も金柑が結実開始。季節は流れて行きます。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




フリーカップ&ソーサー製作中。

師匠に、pintrestしておいた画像見せて 
「こんなの作りたい」から始まって 土選び。
「ザラっぽくて」「ぽっこりしていて」「でも 挽くときに痛くなくて(笑)」など。
ざらざらした粒が入っていると 当然挽くときに負荷もかかるということで
近江土:古信楽を2:8の割合でスタート。

右が師匠の挽いたお手本。左わたくしの。
うーーーん なんだかいびつ。
挽いては潰し挽いては潰すの繰り返し。
カップが出来たら たたらでソーサーを作る予定。

そうそう pintrestって 画像に特化したSNS。
最近面白くて ときどきハマりこんでいます。
よろしかったら のぞいてみてください。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




自分の中では結構興味の大半を占めていると思うものの
工房の諸先輩方と比較してしまうと かなり凹むことばかり。

イヤ キヲトリナオシテ ガンバリマショー

今回は還元焼成にて焼いた器少々。

吉祥寺の雑貨屋さん他で見かけて こんな感じのものを作りたいと思ったものの
かなりスリムで繊細な(おそらく磁土を使っている)感じなので
雰囲気のみお借りして 作った棒状の箸置き。

京白を竹の形をした石膏型に詰めて
あえて竹の節をこそげてしまって素焼き。
よくよくやすりをかけてつるつるにして 呉須で絵付け。



以前に作成途中で一度見ていただいた 四角い座布団のような箸置きは
素焼き後 半分は透明釉で土の色のまま、
半分は 辰砂という釉薬をかけ、その上から透明釉を重ねてかけた後
還元焼成をして その時のコンディションによって出方の変わってくる紫に。



こんなに箸置きばかり作って 普段は箸置きなんか使う食生活でないのに……。

色合いの妙と言えば 今湯呑修業中に使っている赤土。
これがかける釉薬や焼成の仕方によって ずいぶん違った表情になります。





左が 白萩という白い釉薬をかけて還元焼成。
真ん中は前回の 透明釉をかけて酸化焼成したもの。
右は 辰砂をかけて 還元焼成したもの。
これはとてもわかりやすい色の出方をしました。



轆轤の練習中 少し残った土で平べったい器に 取っ手をつけ
その上にボタンのようなおまけをつけたもの。
これも辰砂をかけていますが 緑と紫がランダムに出ました。
ちょっとしたおかずを入れようと思います。



こちらは同じような条件ですが 緑が強く出ました。

形はまだまだですが 色合いで楽しむのもひとつの方法。
お恥ずかしい自己陶酔の世界でございました。

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )




しばらく工房に定期的に通えなくなりそうなので
先日焼き上がった窯出し品をまとめて取りに行きました。

仕上がるまで イメージしていたのと 
やっぱり微妙に違うのが哀しいところですが…。
覚書をしておきたいので お目汚しですがこちらにメモ。

カレー皿は 京白という白い土。
前回のロールケーキ皿の時に再生したので
ほんのすこーしピンクの顔料が混ざっていますが ほとんど白。
透明釉をかけた上に スポイトを使って 
古瀬戸という茶色の釉薬をランダムにふりまいてみました。
その時の釉薬の落ち方と 火の回りによって
同じものは絶対できない一期一会のカレー皿。





懸念のロールケーキ皿。過去の涙はこちら
結局 合計12枚作って ひび割れをせず焼き上がったのは たった一枚という生産効率の悪いお皿。
それも 焼き上がるまでにふちが半端に落ちてしまい
お皿なんだか 何なのかわからないものになってしまった…。
デモ マダコリテイナイワタクシガイル。



湯呑修業中 轆轤にのこった半端な土を平たく広げてお皿に。
湯呑はちょっと口を広げて 洋風なカップにしてみた。
京赤という赤い土に 半身だけ白化粧して 透明釉をかけたもの。



同じく下半分だけ白化粧して 掻き落としで絵を描いたもの。
この模様は割とお気に入りなので 工房で自分用のカップにするつもり。



これは ちょっと凝っている いっちんという技法にて
濃い目の白泥をスポイトに入れて ドット模様を描いてみました。
今回は 酸化焼成したので茶色に白模様になったけれど
後日焼き上がるのは 同じ条件で 還元焼成に回してみたので
グレーに白っぽい模様でできてくる(はず)



轆轤で挽いた後 ちょっと手でゆがませてみたおにぎり鉢。
白萩という釉薬をかけた上に 古瀬戸をランダムに落としたので
ちょっと緑っぽい模様が。



京赤土に まず内側だけ白萩という白い釉薬をかけて
内側だけに 撥水剤を塗ります。
その後 全体に古瀬戸(茶色)をかけます。
撥水剤のついた内側には 茶色はかからずはじくので
最終的に 内側と外側染め分けになります。

その際 器の淵の部分を 白くするか 茶色にするかで
ちょっと印象が変わってくる というのを本で見て試してみました。



こちらは口元の白を拭いて 茶色をかけたもの。
違い、わかるかなぁ?


コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )




おかげさまで父の様子も落ち着いてきたこともあり 朝から陶芸へ。
昨日病院の帰りに 谷中にある「旅ベーグル」へ寄って
ほかほかのベーグルを仕入れてきたので
今日のランチは 雑穀ベーグルとドライフルーツのベーグル半々でサンドイッチ。

ここのベーグルは 適度に歯ごたえがあって
それでいてもそもそしていないから 食べていて疲れなくて好き(笑)



ベーグルのお伴には 我が家の冷蔵庫の常備品になっている瓶詰クリームチーズ。
コストコで仕入れると割とリーズナブルなのと
空の瓶がなんとなく可愛いので ついつい買ってしまいます。

先日から「湯呑茶碗」から「ご飯茶わん」にステップアップ。
師匠からは合格点が頂けたわけではないのですが 「違うもの作りたーい」と
ちょっと駄々をこねてみました(笑)
また ご飯茶わんの長い長い道のりが待っていますが
今日はちょうど ロールケーキ皿で失敗した白い土を再生したので
先輩生徒さんから教わって 箸置きをちまちまと作ってきました。

7mmの厚さにのばした土を 4.5cm角にカットして
十文字に立体的な彫りを入れて行きます。
ある土を全部伸ばしたら 24個も四角が出来てしまいました。



途中「これじゃだめー」と何度もダメ出しをされて
一日では 半分も完成しませんでした…。
簡単に見えて実はわたくし向きの作業ではないと言うことが判明…。
残りはまた 別日にちょこっと出かけて彫り彫りしてこなければなりませんが
こういう作業もまた勉強になります。

今日は久しぶりに 素焼きの窯出しもあり
第2弾として7枚作ったロールケーキ皿のうち 生き残った2枚や
再挑戦の白泥がけの湯呑が沢山上がってきました。
来週行かれたら 釉薬をかけて4月の焼成に入れてもらう予定です。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




昨日で年内の教室終了。
年賀状も大掃除も 多分……しない。
それでも今日は こっそりと工房へ。
でもだめ、なんとなく焦る気持ちが強くて うまくいきません。
こういう時は えいっと休んだ方がいいのだ。

今日の出席は3名。
ちょっと静かなお昼を食べながら 話題はなんとなく日本語の話。

先日友達と話しているときに
メールで「追伸」を「追信」と打ってくる人がいたという話。
おそらく…「返信」から来ているんじゃないか?
メールで何か連絡して「あっ!これ言うの忘れたわ」と
続けてメールするのに「追信」?

ソレアリカモ…というかまさに新語だよね。

そういえば 上司とメール連絡するのに
頂いたメールに「RE」を付けて返すのは失礼にあたると言う話。

「うーん……めんどいね」

「そういえばさ 俺(師匠)のバイト先(飲食店)で
ポイントカードがあるんだけどさ、
会計の時、『ポイントカードはどうされますか?』って聞くと
『大丈夫です』って答える奴が多いのよ。これってどう思う?』

「要らないってこと?持ってるってこと?」

「ね わからないでしょ?要らないってことなんだけど
20代の子がそういうふうに答える確率高いんだよ」

「『結構です』もとり方によって 断っているのに若い人は受諾したみたいに解釈したり」

「『結構なお品もの』的なとり方ね」

「でも 要らないのに大丈夫っていうのは変だよね。
作らなくて大丈夫ってことか?」

一同 「うーん」

「自転車で走っていて転んじゃった…そばにいた人が『大丈夫?』が正しい使い方」
(ミョウニリアリティガアリマスネ?)

「そういえば この暮れの教室のイベントで
『だいじょうぶ だいじょうぶ』という絵本の読み聞かせを何回か聞いたんですよ。
ちょっと弱い心の子供が おじいちゃんに『だいじょうぶ だいじょうぶ』って育てられながら
だんだん成長していく話。
子ども大きくなって 世の中の事や身の回りのことにおびえなくなったころ
おじいちゃんが年を取って病気になってしまう。
今度はぼくがおじいちゃんに『だいじょうぶ だいじょうぶ』って言ってあげるよっていう…」

師匠「それ聞いただけで泣いちゃう」

……コノダイジョウブ ガ イチバンイイカモ

でも
大丈夫ではなかったのはこのひとたち…。



轆轤修業中の湯呑。第一弾が焼き上がってきた。
赤い土に 白泥をかけて 乾いたら搔き落として傷を付け模様を作る手法。

遠目に見るといけてそうに見えるのですが
師匠曰く 「土と白泥の相性が悪かったのかもしれない…」



こんなふうに どの湯呑にも 白泥部分で亀裂や爆発が発生。
全然大丈夫じゃない~。

だいじょうぶ だいじょうぶ (ちいさな絵童話りとる)
講談社


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




工房の大掃除。

今年はベテランさんたちが奮起して 工房のレイアウトを変更したので
いろいろ珍しい物が発掘されたりした。
わたくしの処分された道具の一部もまた発見(笑)
これでほぼ回収されたと思う。

掃除の後 残っていたメンツで 師匠が以前に作ったというビアカップを
ひとつずつ頂く。
ここのところ怪しげな自分の湯呑ばっかり見ていたので
その軽さ、手にしっくりくる感じに じーんと感動しながら持ち帰る。

早速コーヒーを飲み、黒糖入りジンジャーラテも入れて飲むと
口当たりのやさしいこと。
飲み口あたりのカーブが実にナチュラルで
同じ飲み物なのにいつもと違って感じられる。

うーん これがプロの技だわ。
同じ土 同じ轆轤から生まれた全然別世界の子だ。

そんなことを考えながら 生協の注文に余念がない。
半月先の年末分まで 今週中に注文しなくてはならないから
カタログ見ながら居眠りしている場合ではない…。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




陶芸工房には多才な方たちが多い。

同じ曜日に来ておられる方の中に そば打ち道場にも籍を置かれている方がおり
新そばの出回るこの時期に 毎年工房でそば打ちをふるまわれているとのこと。
今年は わたくしもそのおそばのご相伴にあずかることに。

広い作業台や大鍋のある工房はそば打ちにも最適。
そば打ち用の台やながーい麺棒、その他の必需品を抱えて
本日のそば打ち職人が登場。
今日ばかりは 土をいじるのをお休みして 皆さんそば粉に注目。



「練る」と言う作業は パンでも経験しているけれど
そば粉が多ければ多いほど グルテンが出来にくいわけで
微妙な水加減だけが頼りとなり うすーくうすーく伸ばされていくそば生地。

お聞きすると このそば打ち、三年めで
最初の年は そばを茹でたらぶつぶつに切れて
師匠いわく長さ6mmのそばを食したとのこと。



今年は見事に伸びたそばが 無事に茹であがり
そば好きの師匠も満足の 喉越しのよいおそばを頂いてきました。
来年の課題は myそば猪口を持参すること。

そばの友のかき揚げを作ってくる方あり 麺つゆを用意する方あり
朝採れの自家製野菜を持ってくる方あり…



この本日のそば打ち職人さん、
陶芸でも とても個性的な作品を作られる方。
絵の素養もあるので、旅行先の風景を展開した大皿を作ったり
独創的な珈琲セットで 市の展覧会で賞を取ったりと大活躍されている。

今日の作業を拝見しても 基本に忠実に手抜きのない作業にうなづける。
そういえば わたくしが師匠に基本的なことを指導していただいていると
すっと横に立って聞いておられることもしばしば。

午後からは通常の作業に戻ったけれど
わたくしは、相変わらずまっすぐな湯呑はできないし 削りも中心が取れないまま。
中途半端な湯呑を 大量生産中。
師匠は 「ブログ仲間に分けておやりよ。
そのうち誰ももらってくれなくなるから」と冷たい(笑)

ヒジョウニアセル

回りの方たちは10年選手も多く、焦ったところでなにもいいことはないのだけれど
ふと 非常に効率の悪い趣味に足を踏み入れてしまったのではないかと
不安になったりもして。
ただ 間違っても 元を取ってやる的な発想をしない(できない)分救われているような気もする。
週に一回のお楽しみだけれど なにやらいろいろ考えさせてくれる時間だ。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




こたつにみかんの季節到来。
早々にこたつを出しました。
ついでに合わせてみかんも(笑)

みかんを入れるのに使ってみたのは
工房復活の直後に作ったどら鉢。
形も色もほぼイメージ通りにできたものの
作業の甘さで つなぎ目にひびが入っていました。

使い道がないので 乾いたものを入れるしかないのだ。



これは 古代の土器よろしく
粘土で紐を作って積んでいく作りなので しっかり装着しないと
焼いた時にしっかり作業の甘さが露見します。
(この間のロールケーキ皿は焼く以前に 乾燥の時点でひび割れ…)



何事にも詰めが甘いのがわたくしの欠点。
とくに こういう工芸系は 「ま、いっか」は命取り。
…ということが解っているのに どうもいい加減な性格は治らん。

ひと冬 毎日目の前に晒しておいて
我が性格を戒めねばならん。

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )




通っている工房は基本月4回。時間は無制限。
完全フリーで使えるシステムもあり こちらはお月謝にプラスが必要。
4回の中なら 師匠のいないときでも自主練が出来るので
今日は初めて1人で練習。

先日のロールケーキ、
そろそろ乾いているかなとのぞいてみたら

…… 



案の定 土をつなぎ合わせた部分からしっかりひびが…。
これはもう焼くことができず 乾燥させ粉々にしてから再生します。
作業の詰めが 何事にも甘いわたくし、こういうことはよくあるのですが
これはとても楽しみにしていたので とってもがっくり……。
5枚中4枚はダメになっておりました。

気を取り直して 湯呑を挽く挽く挽く。



やたらめったら挽いてもダメで やはり集中力が必要。
相変わらず まっすぐ、が出来ない。
ちなみに 一番奥にあるのが ダメダメ作品の中でも理想の形に一番近いかな?
例によって3つだけ削り練習用に残して 後はべちょっと潰してしまう。


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ