散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes




四国上陸からの一枚。
高知 徳島 松山…どこへ行ってもいいよ。
25歳まで東京しか知らなかったので
四国はまだ初心者ですが 身近な場所になりつつあります。

昨年の夏は今治から道後経由で四国を横に香川までの旅行だったので
今年は同じ愛媛でも 大洲にある河後森城というところに行きたいと
香川から高知へ縦のラインをたどり 今治まで抜けようということになりました。



地図で示すとこんなコースになります。

河後森城についてはまた追って書くことにして
高知へ行かれるならぜひおすすめの「ひろめ市場」について少し。
高知自動車道 高知インターからほどなく 高知城にも近い街中にあります。

高知と言えば かつおのたたきとなんとかの一つ覚えみたいですが
沢山の店舗が入っているここは かつお天国。



かつおだけでなく高知の海産物やなぜかインドカレーのお店も。



少し前に行った台湾の夜市の喧騒にも似た 食べるぞー感漂う一角です。
昼前なのに みんなアルコールで盛り上がっております。



やはり一切れの厚みもなかなかなもので、それでもあれもこれもと
ついつい買い集めてしまいました。





こちらはカワエビのから揚げと 
懐かしさのあまり 予算オーバーしながらも購入してしまった鯨の竜田揚げ。
小学校卒業以来 口にしたことがないかもしれません。
当時は ハンバーグみたいな大きさの鯨が
どーんとから揚げになってきて 「先割れスプーン」で
一体どうやって食べるのかという感じでした。
(結局 まるかじりするしかなかった)
運が悪いと ひものようなスジが肉を横断していて
それをかみ切るのが一苦労だったのです。

コレニツイテカタリハジメルトナガイカモ

ああ でもこれだこれだ と言いながら
一口大に調理された鯨の竜田揚げを 美味しくいただきました。

実はここ、もともと目指していたのではなく
例によってたまたま見つけて飛び込んだのでした。
でも 旅の初めに大当たり。
こういうことがあると 旅の間美味しいものが食べられるような明るい気持ちになります。

高知へ行かれることがあったらぜひ おすすめの場所です。





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今日の一枚は 最近凝っている「ずらり」の画像から。
かっぱ橋道具街の入り口にあるコックのおじさんの看板の向かい側にある
同じニイミ食器のビルに並んだ大きなカップ。

「ずらり」というのは横に並んだものを指す言葉なので
縦に並んだりランダムに同じものが集まったものは
厳密にいうと「ずらり」ではないのですが
同じものがたくさん集まったさまというのは 共感を得るところも多く
どうしたら「ずらり」のイメージになるか 考えながら写真を撮るのも楽しいです。

サテ

最近おつうと好んで見ているのが NHKの「本棚食堂」というドラマ。
姫川ロザンナというペンネームで少女漫画を描くふたりの男性漫画家たちを主人公にして
グルメ漫画家になりたい彼らの 膨大な蔵書の中に登場するグルメを 
毎回そこに至るエピソードを挟みながら 実際に再現していくという連ドラです。

ここのところ おつうとの食事時は「水どう」かこればかりです。
我が家の貧相な食事ともに見るには とても辛いものがありますが
こんどはこれをやってみよう と数少ない親子の会話の助けになってもいます。

このドラマの登場人物に アシスタントの「うめちゃん」という女の子がおりまして
いわゆる不思議ちゃんという部類に入るかと思いますが
しっかりもののとても良い子です。
ドラマの回数を重ねても なぜか彼女が一緒に食卓を囲むシーンがなく
いつ どんなタイミングで 彼女がこのグルメを口にするのか
楽しみにしていました。

先日の放送回では 一人分のお弁当をしっかり作って
浅草の花やしきで一人での休日を楽しむうめちゃんが登場。
花やしきを満喫した彼女は その後かっぱ橋に移動して
食品サンプル屋さんで 明太子のストラップをじっと見つめます。

イイナイイナ

うめちゃんとはいい友達になれそうな気がする。

と 思っているところにもうひとつの登場人物 編集担当者から電話が入り
急きょ出勤することになり…そして…

めでたくうめちゃんが 彼らと食卓を囲むシーンが見られるのですが
ひとりのお休みを かっぱ橋に向かうという うめちゃんがわたくしは大好き。

漫画家さんと担当者の関係や 素性を明かさない漫画家という
ベタな設定であるけれど
「孤独のグルメ」とともにささやかなお楽しみになっております。


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ちょっと思うところもあり しばらく旅の記録を残さずにいましたが
撮りためた写真を見ていたら また綴りたい気持ちになりました。
季節感無視ですが 一枚の写真から ぽつぽつとお気に入りの場所やことがらを
書き残していこうと思います。

この写真は倉敷市玉島にある 通商店街で撮ったもの。
夏の初めごろの写真です。

夫の妹と倉敷へ行ったときに 美観地区を中心に
わたくしたちのお気に入りの場所をいくつか案内したのですが
観光地ではないけれど ここはぜひ!と夕暮れに車を走らせたのは
少し(かなり)さびれた 通商店街。

なかばシャッター街になっていたここに着くと
この日は どうしたことが駐車スペースが満員、
沢山の人が商店街へ向かっていました。



お祭りか?
なんだか まさにいつもは静かなこの辺りが
ハレの気配を感じさせて。
そんな時 この三人のお嬢さんたちが橋の上で楽しそうにしていたので
「後姿を撮らせてもらえるかな?」と頼んでみました。
薄暗くなっていく橋の上で ちょっと嬉しそうにポーズをとってくれました。



思い出商店街と称した地域のイベント中でした(2015.6)
子どもたち向けの屋台や 子供会主催と思われる模擬店などが
アーケードの下に立ち並び 一時の賑わいを見せていました。

そうそうここ、NHKの「こころ旅」でこの間火野正平さんが走っていました。



こんな金物屋さんが 夕方だったけれど営業中で
懐かしい生活用品が ぼんやりとした灯りの下で
来ることもないお客さんを待っているような。

夫が喫茶店のナポリタンの美味い店がある、と連れて行ってくれたのが
昭和の香り漂う Baby Doll という喫茶店。





ドラマのセットのような薄暗いお店で味わうのは
スパゲティナポリタンとオムライス。
どちらにも カボチャやらきのこやら おうちで作るお昼ご飯みたいに
冷蔵庫にあるものがたっぷり入っていました。





そういえば この商店街は 倉敷に夫が住むことになって最初に訪れた場所でした。
そのときの第一印象はこんな感じ
「ALWAYS 三丁目の夕日」のロケ地でもありました。



光の走る川沿いを歩いていると 先ほどの三人娘とまた出会いました。
「この辺に 手の洗えるところはありませんか?」
なにやら揚げ物を食べたらしく手がべたべたしている様子。
残念ながら 地元民でないので
「ごめん 私ストレンジャーだからわからない」
と言うと
「わたしらも この辺わからなくてーN(地名)から来ているんです」と。

この通商店街は玉島の港町にあり JRの新幹線 新倉敷(かつては玉島駅と言った)からは
かなりの距離がある。
このNというのは 新倉敷駅近くを指していて 何を隠そう夫の家もその近く。

「私も旦那さんがNに単身赴任していて 遊びに来ているところなんだよ。
すごい偶然ね」
と話しながら、ちょうど昼間入ったカフェでもらったお手拭き
(おばちゃんはそういうのを使わなくてもバッグに入れて持ち帰るらしい)があったので
それを手渡し 
「またどこかで会うかも」なんて言いながら別れました。



おそらく ほとんどのひとは 倉敷観光に来てもここまではわざわざ来ないと思うけれど 
心に残る一枚の撮れた この場所を
わたくしは まるで地元のひとのようにこれからも語るのではないかと思う。

ふるさとでもないのに 好きな場所のひとつとして。


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