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散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



家族旅行というものの経験に乏しく、
(といっても夫と行く旅行も家族旅行には違いないのだが)
4人以上の旅というとちょっと身構えてしまう。

夫の両親から9月に広島方面への旅行へ行くからおおよその企画をしてとのミッション。
高齢の両親との旅ということで 無い脳みそをひねりつつなんとか旅を終えることができました。

今回は鞆の浦と竹原(マッサンのふるさとですね)に宿をとり 二泊三日の旅程。
夫の両親と妹、姪っ子とわたくしたち夫婦 総勢6名の大人の旅。
車での移動がないので 時刻表とも併せて わたくしとしては丁寧に予定を立てた…と思う。
(わたくしとしては というところが随所に穴をあけている)


なぜか月光仮面…(のようなものが)。

鞆の浦というのは 以前日帰りで訪れて とても気に入ってしまった場所。
福山からバスで40分ほどの 昔からの港湾施設が残る静かな町で
その町並みたるや 燃えポイント満載なのだ。

新幹線で福山へ向かう。ちなみに福山で食事をするのも可能だけれど
鞆で午後の時間を過ごしたかったので時短のために 車中で軽く食事をとっておいた。
これは時短だけでなく 宿での夕食に備えて早目に軽めに(笑)

福山から今回は路線バスで鞆の浦まで。
宿のシャトルバスを利用するというのもありだけれど 
自分たちのレイアウトで旅を作るのだったら あまり時間に縛られなくないので。


ちょうど祭祀のため 町はハレの日の装い。

今回のお宿は 景勝館漣亭を予約。海沿いの景色が堪能できます。
とくに 朝の露天風呂は 開放感も素晴らしいですが景観もなかなかです。

到着後はゆるりと鞆の町を散策。 
おすすめは 大田家住宅という旧家。
この 鞆は「保命酒」という滋養のあるお酒の製造元がいくつかあるのですが
そのルーツとなり栄えた豪商の邸宅で、当時としては贅を尽くした見ごたえのあるおうちです。
鞆を訪れる機会がありましたらぜひ ここはおすすめ。

それほど大きな町ではないので 午後着夕方までの時間過ごすと無理なく楽しめる。


レトロな酒屋さん?に いい感じのパンも。


今回は我が家にはいない女子(姪)が一緒だったので 
嬉しくて ことあるごとに「Ozマガジンごっこ」と称して 被写体になってもらう。

鞆は「潮待ちの港」と言われるように お魚が美味しくて
瀬戸内ならでは珍しいお魚が楽しめる。
宿のお食事も 各自魚料理を選択することができてとても楽しい。


こちらは たしか…タモリのから揚げ。

ゆっくりとお酒もあっての食事の後は 祭祀で賑わう夜の町を散策。
きっと県外に出て行った人たちが この時期に戻ってくるのだろうなぁと
どのおうちでも宴会が催されている様子。
縁日が出て…というより 翌日の本番に向けての前夜祭?のような勢いがあります。


この日ばかりは 観光客より地元の方のほうが多いのだろうなぁ
お義母さんと妹。後姿がよく似てる。


路地を一本入ると 喧騒から逃れて静かにぼんやりとした灯り。

一夜明けると 今回は鞆の浦 尾道海上クルージング
たまたま尾道への足を検討していた時に見つけた海上移動。
期間限定ですが 鞆から福山まで移動しないで尾道へ直行できるという素敵な移動方法です。

当日現地での切符の手配は可能ですが 連休中ということや船のキャパがわからなかったので
事前予約をすることにしました。ただし事前購入は3日前まで。
さらに切符を購入するのはみどりの窓口…それもJR西日本のみ。
そこで 夫に指令を出し購入してもらうことにしました。

サテ

船の時間まで 「ひと旅ひとカフェ」をしたり ここでもOzマガジンごっこ(笑)
フレームのような窓から 鞆の海が見えます。
とても丁寧に入れられる珈琲。ここでも豆をお持ち帰り。
海沿いにある ourhouseさんにて。



祭りも二日目ということで朝からにぎやか。





かと思うと のどかな休日。



尾道まで1時間弱。福山駅までバス移動してから在来線に乗る手間を考えると
このコース なかなか捨てがたいかと思います。



ときどき倉敷マダム 今回のおすすめ。

鞆の浦から 海上クルージングで尾道へ。



最近 ちょっとした旅を計画する機会が何度か。
けっして旅慣れているわけでもないし 引き出しも多くないけれど
自分が行って 好きになった場所へ誰かをお連れするのは なかなか好きな活動かもしれない。



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日々の日課はどこかのチャンネルでやっている「水曜どうでしょう」か
「天地人」の録画を見ることだ。

この番組はもう終了してから幾久しく
年に一度 新作が放送されるだけのマニアックな番組。
アニもおつうも今でこそ通を気取っているが 本放送はリアルに見ていない。

今は わたくしが見たいわけではないのだが 
24分の1か2時間くらいしか会うことのないおつうが
食事時につけるから見ている。
(我が家ではすでに食事時にテレビを見ていいことになっている)

先日 師匠と話していて
「次に何が起こるかわかっているのに見ちゃう。
何を言うかわかっているのに待っている…なぜだろう」という何度目かの録画だ。

そんな番組の「小祭り」がただいま絶賛開催中。
チケットは前売りのみで当日券なし。
ちょうど追加チケットの販売に間に合ったので
発売時間の数分前にローソンへ駆けつける。

10時同時にログインするも ビジーが続きはねられる。
それでも家族四人分のチケットを手にすることができた。

前売りオンリーといえども 土日は混むだろうと
アニとわたくしは平日休みを利用して 
夫とおつうは土曜の夜に行くことになる。

ご承知かと思われるけれど 
我が家は家族がそろうことはまずなく 過去一度決行した家族旅行でも
集合写真は一泊二日で唯一枚 という かなしい家族。

今回は アニと二人で出かけるというので
ちょっとしたデート気分で待ち合わせの場所にずいぶん早く着く。

サテ

30分前からぐるぐると入場を待つ人たちが並び始める。
そして滞在時間は55分間(グッズ購入時間も含む)
いざいかん!と入場したものの 展示自体は11分でおおよそ見終わってしまった。
グッズ売り場に踏み込んだらリバース(後戻り)は禁止なので
回れ右をして もう一度展示を見直す時間も充分にある。



そして 不思議なことに気づく。

最近のわたくしは 基本的に写真には写らないようにしている。
旅行先の顔出しなんかもってのほかだ。

なのに なのに 何だろう…この写りたい感。

そして いつもは不機嫌に 距離を取っているアニが共に歩いている。
たいていの場合 我が家にある彼らの写真は隠し撮りに近い。

「写真撮って!」と思わず ツーリング衣装のマネキンの前でアニに写真を撮らせてしまう。
すると アニは近くに置いてあった記念撮影用のパネルを手に戻ってきて
自分も撮ってくれという。

しばし ふたりで写真の撮り合いをしていたが
こんなチャンス二度とないかもしれない…と
近くで みんなの写真を撮っていたスタッフさんに声をかけ…
気づいたら あら恥ずかし 二人でピースしながら写真におさまっていた…。

これは明らかに「どうでしょう」の魔法だ。

そして 週末。
今日は夫とおつうが渋谷に出かけて行った。
最初はだるそうにしていたおつうだが、なぜか電車の時間に合わせて
着替えて二階から自主的に降りてくるではないか。

そして 二人そろって自転車に乗ってあっさりと出かけて行った。

…………

そしてわたくしはひとりの(いつもひとりだけど)土曜日をだらりと過ごす。

…………

夕食を済ませた二人が帰ってくる。
二人とも黄色いグッズ売り場の袋をもって。

そして 茶の間に座りおもむろにスマホを取り出すと
さっき撮ったらしいお互いの写真を転送しあっているではないか…。

そして それぞれを確認してみると
夫に至っては ポーズまでとった写真まである。
そしてさらには なんと 彼らもスタッフさんにお願いしてのツーショットまで。

ありえない魔法だ。

わたくしがどんなに心を開いて愛情込めて育てても
「どうでしょう」にはかなわないのだ。


ちなみに 今日知ったのだけれど
展示は何日ごとかで入れ替えになっている。
どうも彼らと話が合わないと思ったら わたくしの見た展示は
すでにリニューアルされていた。

それを見越してか アニは数日後のチケットを独自に入手していた。


 
廃物が積まれたリヤカーの写真を撮るアニ。
わからない人には一体なにをやっているのだろうか理解できない光景だと思う。

いや あえて知る必要はないですよね。
これでまたしばらく いつもの日々が戻ってくる。




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