今年のゴールデン連休は、3年ぶりにp夫くんが関東復活のため
自宅に1週間帰宅して わりとだらっと過ごす。
一日だけ かねてから行きたかった益子の陶器市へ。
実は3年ほど前まで 陶芸教室に通っていた時は
「陶器は絶対買わない」と固く誓っていたのだが、
とある事情でお休みして幾久しくなって 今回その誓いを解くことになる。
まずは 充実の道の駅「ましこ」にて 腹ごしらえをして
たぬきの待つ益子の町へいざ。
道はほぼすいていたけれど 現地はかなりの人出で
陶器市ごときにこんなに人が集まるのかと 驚くp夫くんでしたが
もともと器には興味のない彼に、半日どう過ごしてもらおうかと悩む。
「馬を川辺に連れていくことはできるが 水を飲ませることはできない」
つまり 水を飲みたくない馬を川に連れて行っても むりやり水を飲ませることはできないという意味なのだが
「彼を益子に連れていくことはできても 陶器をたのしませることはできるのか」
トコロデ
p夫くんの家の食器は、大阪へ初めての単身赴任になった時に
近くのDaisoでそろえたものがほとんど。
99%外食だし、フライパンなんかもう13年目に突入しているがまだテフロンは健在。
鎌倉時代に、タジン鍋を追加したくらいで 食器のラインナップも変わらない。
そんな中 Daisoのラーメン丼は わたくしが料理した時におかずを盛ったり果物を盛ったりと
様々な用途に使われているのだが
うどんを食べるときにも利用している。
年に何回もうどんを食べるわけでないし まぁいいじゃんというところなのだが
ラーメン丼でうどんを食べることに違和感があるというp夫くん、
うどんや丼物をたべるときの the丼 的なものが欲しいと言っていたのを思い出した。
陶器市ということで 若手の作家さんのものから大きな窯元のものがアウトレットになっていたり
同じシリーズのものなのに 値段が微妙に違ったりするのはなぜかと
お馬は少し水際に寄り始めた(すでに馬扱い)
アウトレットになっているものをよく見てみると
微妙に歪んでいたり、持ってみると明らかに削りがうまくいってなくてずしりと重かったりする。
思えば、師匠が削ったものとわたくしが削ったものでは
別物と思えるくらい重量に差があったものだ。
その辺を ちょっと知ったかぶりして語ると うまい具合に山と積まれた丼に手を出し始める。
そして面白いのが 最初道端にざっくり積まれていた650円の丼を見て
「こんなんでいいんじゃない?」と言ってたのが
ぐるりと回って 最後に気に入ったのを買おうと提案したところ
半日丼探しに熱中して、最終的に「やっぱり一番いいと思ったのを買う」と
1980円の正規品(でも10%オフ)を選ぶことになる。
1980円の…というあたりが言いたくないほど庶民的で悲しいのだけれど
100均の丼から アウトレットの650円 そして1980円と
お馬さんにしてみたらずいぶん目が肥えてきたものだ(笑)
秋には 今回暑さにくじけて足をのばせなかった笠間の陶器市へも行かれるかもしれない。
そしてわたくしもここ数年使っていた自作の重たいマグカップを卒業すべく
久々に陶器を購入 勢いついて普段使いのお皿も数枚。
うどん丼は、あえて開封せず そのまま鎌倉へお持ち帰りいただいた。
今度行ったら おかめうどんでも作ろうかな。
そして今週は各自自由行動ということで
晩ご飯は定番のたらこのスパゲッティ。
結局 自分で作ろうとしていたような器を選んで買って来ていた。
よく考えたら この方が合理的(笑)
我が家のレシピは レモン汁におまじない程度の白だしと青じそたっぷり。
もし レモン汁も白だしも切らしていたら
オリーブオイル少しにポン酢しょうゆをたらりという手もございます。
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