なんだかんだともう30年以上もの長い付き合いのモンキーです。
その小さい姿からよく、
「かわいい~!」
と言われますが、本人的には、
「かわいいよりもカッコいいといってほしい!」
と、常々そう思っておるのであります。
で、実はつい先日、
心行くまでそう言っていただいたことがあったのですが…
とある休日、私は朝からカブに乗りあちこち用事に出かかておりました。
そしてその後帰宅したわけですが、再度出ていかねばならなくなり再びガレージへ。
でもまたもやカブだと面白くないので、今度はモンキーを引っ張り出したのです。
で、こういう時気をつけねばいけないのはチェンジミス。
というのも、カブ系のエンジンには何種類かのチェンジパターンがあり、
私のでいえば、朝乗っていたカブのチェンジアップの仕方は、
「ニュートラル→1速→2速→3速」 が 「前→後ろ→前→前」 と踏み込んでいくのですが、
このモンキーの場合はダックスのエンジンに積み替えていることもあり、
「ニュートラル→1速→2速→3速→4速」 が 「前→前→前→前」
と、いう感じで違いがあり、うっかりミスすると最悪ギアを痛めかねません。
じつは私はこのほかにもシフトパターンの違うバイクを複数持っているうえに、
はかなりそそっかしいときているから、過去に何度か走行中にミスをしております。
ですのでこういう場合はいつも気を付けるようにしております。
さて、そんなわけでガレージからこいつを引っ張り出すと、
ちょうどそこにはご近所さんが4~5人のちびっ子を引き連れて出ておりました。
そして、私がモンキーを出してきたのを見てはすぐに寄ってきて、
「このバイク小さくてカッコいいやろ~?」
すると、ちびっ子たちも見慣れない小さなバイクに興味津々の様子。
そこで、いよいよご近所さんはちびっ子たちを相手に、
「ほら!ピッカピカでカッコいいやろ~。」
と。
そうなるとチビッコたちは全員私に注目するので、
そうなるとなんか、やっぱり緊張するでしょ?
普通に普通に…
とそうは思うものの、知らず知らずアクションが大きく大きく。
ですので、エンジンをかけるときも、ついアクセルを吹かし気味で、
排気音もいつもより大きめになってしまい
ブバァァァ~~ン!
するとそれを見て、
「ほらな!小さいのに凄い音!カッコいいやろ?」
とまたもやちびっ子たちに言うものだから、いよいよ彼らは私に注目。
もうこうなるとなんだか針のムシロ状態なんで、
一刻も早く走り出さねば!
と、そう思いアクセルを開けてチェンジを踏み込む。
すると…
バイクがウイリーから棹立ちに!
しまった、クラッチ握るの忘れてた~!
そう、気持ちが浮ついていた私は、前述のようについうっかり操作してしまったのです。
とはいえ、チェンジをミスったわけではなく、今回はクラッチ操作!
先ほどまで乗っていたカブの感覚で、ついクラッチを握らずギアを入れてしまったのです。
(カブにはクラッチがないので握る必要がない。)
しかもその時アクセルを結構開き気味であったため、
フロントタイヤが浮き上がり、ウイリーしたまま走り出しそうになったのです。
で、とっさに私はアクセルを戻し、
いかにもわざとやりりました的な感じで平静を装いつつ、
その場でアクセルターンを決めて走り出したのです。
(無事にきめれてよかった~。)
背後ではまたもやご近所さんの声が
「ほらな、小さいのに凄いことできるバイクやろ~?」
どうにかこうにかごまかせたかな?
いや、多分ヘルメット越しにも多分大慌てだったのがバレバレ。
いや~、ほんま参った参った…
てなわけで、「カッコいい!」とそう言ってもらえるのは嬉しいけれど、
目の前でバンバン言うのはご勘弁!
すぐにテンパる私なので…
(=^^=)ゞ