履く外骨格 ～カドヤ ハンマーブーツ～

以前バトルスーツのときにちらり登場したこのブーツ。


カドヤ　ハンマーブーツ（ロング）

全体像はこんな感じ。



発売当時、その外観がFOXやアルパインスターのオフロードブーツに酷似していたので、
同様に樹脂パーツで足首をがっちり固定しガードするタイプかと思いきや、
実際手に取り履いてみると、意外にもソフトでしなやか。
だから足首の自由度はかなりのもので、シフト操作はもとより、
重ささえ気にしさえしなければ、歩行も普通にできるし、なんだったら走ることも。
でも、それ故に、脱いで置くとすぐにへにゃっと腰を折るのでブーツキーパーが必須。

とはいうものの、作りそのもはとても頑丈で、
ぶ厚めの皮と金属プレートのため重く、その名の通り釘打ちにも使えそう。

でもこれらすべては万が一の事故時、
骨折しやすい部位を徹底的にカバーするため。
だから、以前は少々面倒でもこいつを履いてバイクに乗っておりました。

ただこの金属プレートが少々厄介でして、
私のハーレのように足つきの良いバイクの場合はたぶん問題ないのですが、
つま先立ちになるようなバイクの場合少々危険。

というのもつま先が…


ほらこの通り、金属でがっちりガード！

これが実は非常に滑りやすく、
特に冬場凍結しかけの路面や、雨降りの際にはもう涙が出るほど！


ご丁寧にかかと側にも

それでもやはりこのプレートの威力は絶大で、
以前林道を走行中、張られていた鎖に気づかず足の甲を強打し転倒した際も、
弱い部位にもかかわらず骨折することなく打撲のみで済みました。
この一件だけでも履いててよかったなとそう感じたもんです。
だから、バトルスーツが着る外骨格なら、こいつは履く外骨格！

でも、どうせここまでするのなら、つま先に安全靴のように鉄板を入れてほしかった。
万が一の時はもちろんですが、ハーレのようにシフトのストロークの大きなものの場合、
ガチャガチャやっているうちに凹んでくるのですよ。


これが唯一の不満

でもまあ、気が付けばもう３０年以上の付き合いですから、
今後も大事に使い続け、
そして大事に私の足を守ってもらおうと思っております。