ぽちが旅立ってはや10日。
思い出は尽きることなく、
あれこれ、あれこれ思い出していたらばこういうお話ができました。
短いお話なのでよろしければどうぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?」
これは有名なスフィンクスのなぞなぞですが…
さてさて、先日お空に旅立ったぽちくん。
その道中で、困っているわんこたちに会いました。
話を聞くと、いじわるな「すふぃんくす」という大きなわんこが道をふさいで通れないのだとか。
そこで、ぽちくんは早速そのすふぃんくすに会ってみることに。
「君がすふぃんくす?」
「そうです。わたしがすふぃんくすです。」
「君が邪魔をしているので、みんながここを通れなくて困っていますよ。」
「それは違いますよ。」
「どう違うの?」
「私はただ、私が出すなぞなぞに正解したらここを通ってもいいと言っているのに誰も答えないから。」
「それはどんななぞなぞ?」
「それはね…」
というわけで、すふぃんくすは冒頭の問題を言いました。
するとぽち君は…
「分かった!それは人間!」
「え?!」
「生まれたてはハイハイで、大きくなったら立って歩いて、歳を取ったら杖を突いて3本足!」
「ぐぬぬ…」
「じゃあ、これでみなを通してくれるね?」
「それはだめ!答えたのは君だけだからほかの子は通ってはだめ!」
「そんな~。じゃあ、今度は僕がなぞなぞを出すよ?」
「お?いいぞ!私はゲームや謎解きは大の得意だから負けないぞ!」
「でもその代わり答えられなかったら、みんなを通してあげてね。」
「よし、分かった!」
「では問題を言うね?
近くは四本足、ちょっと遠くは二本足、もっと遠くは三本足。
これなぁ~に?」
「え?!??」
実はすふぃんくすはいつもお空の一番いい場所から地上の世界を見ていたので、
大抵の事柄は見聞きして知っているのです。
そうしていろいろ知識を蓄えていくうちに、体もどんどん大きくなって、
今のような大きな体になっていっていたのですよ。
だけども、そんなすふぃんくすでもこのなぞなぞの答えだけがどうにもわからない!
「う~ん、う~ん…」
「どう?降参する?」
「う~ん、まだまだ!ヒント!ヒントを一つだけ!」
「しかたがないな~。じゃあヒントを言うね。それは目の前にいます。」
「え??????」
しかしどうしてもどうしてもわからない!
すふぃんくすは、うんうん悩んで今までため込んだ知識を順番にどんどん口にしだしました。
でも、そのどれもが的外れの大ハズレ。
そうして知識を振り絞り困っていると、次第にあの大きな体がどんどん小さくしぼみ始めたではありませんか。、
そう、降参せずにでたらめばかり言いだしたので、溜めた知識が抜け小さくなってきたのです。
「だめだ!このままではどんどんしぼんで小さく小さくなってしまう!」
そう思ったすふぃんくすはもう降参!
「参りました!降参です。」
「了解~♪」
「でははやく答えを!でないと、体がどんどん小さくなってなくなってしまいます!」
「じゃ、もう意地悪してみんなの邪魔をしないと約束するなら答えを言うね。」
「約束します!します!します!」
「答えはね…」
「うんうん…」
「僕のお散歩!」
「へ?」
「近くの公園へはトコトコ四本足で歩いていくし、
ちょっと遠くの公園は、パパに抱っこされて二本足で連れてってもらうし、
もっと遠くの公園は、メッサーに乗って三本足で走っていくんだ!」
(*メッサー → ぽちが大好きな三輪自動車)
「なるほど…」
というわけで、答えを知ることのできたすふぃんくすはそれ以上体が小さくなることもなくなり、
そして、その後は心を入れ替えていじわるはやめ、
今までの知識を生かしお空の道案内を買って出てくれるようになりました。
これにてめでたし、めでたし!
**在りし日のポチとメッサーの動画です**
食いしん坊ぽち
バースデードライブ・メッサー&ぽち ~19歳に向けて!~ MESSERSCHMITT KR200 & US Military Stove M-1950
ミルク大好き!
メッサーぽち 秋の遠足 ~19歳と1か月~
思い出は尽きることなく、
あれこれ、あれこれ思い出していたらばこういうお話ができました。
短いお話なのでよろしければどうぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?」
これは有名なスフィンクスのなぞなぞですが…
さてさて、先日お空に旅立ったぽちくん。
その道中で、困っているわんこたちに会いました。
話を聞くと、いじわるな「すふぃんくす」という大きなわんこが道をふさいで通れないのだとか。
そこで、ぽちくんは早速そのすふぃんくすに会ってみることに。
「君がすふぃんくす?」
「そうです。わたしがすふぃんくすです。」
「君が邪魔をしているので、みんながここを通れなくて困っていますよ。」
「それは違いますよ。」
「どう違うの?」
「私はただ、私が出すなぞなぞに正解したらここを通ってもいいと言っているのに誰も答えないから。」
「それはどんななぞなぞ?」
「それはね…」
というわけで、すふぃんくすは冒頭の問題を言いました。
するとぽち君は…
「分かった!それは人間!」
「え?!」
「生まれたてはハイハイで、大きくなったら立って歩いて、歳を取ったら杖を突いて3本足!」
「ぐぬぬ…」
「じゃあ、これでみなを通してくれるね?」
「それはだめ!答えたのは君だけだからほかの子は通ってはだめ!」
「そんな~。じゃあ、今度は僕がなぞなぞを出すよ?」
「お?いいぞ!私はゲームや謎解きは大の得意だから負けないぞ!」
「でもその代わり答えられなかったら、みんなを通してあげてね。」
「よし、分かった!」
「では問題を言うね?
近くは四本足、ちょっと遠くは二本足、もっと遠くは三本足。
これなぁ~に?」
「え?!??」
実はすふぃんくすはいつもお空の一番いい場所から地上の世界を見ていたので、
大抵の事柄は見聞きして知っているのです。
そうしていろいろ知識を蓄えていくうちに、体もどんどん大きくなって、
今のような大きな体になっていっていたのですよ。
だけども、そんなすふぃんくすでもこのなぞなぞの答えだけがどうにもわからない!
「う~ん、う~ん…」
「どう?降参する?」
「う~ん、まだまだ!ヒント!ヒントを一つだけ!」
「しかたがないな~。じゃあヒントを言うね。それは目の前にいます。」
「え??????」
しかしどうしてもどうしてもわからない!
すふぃんくすは、うんうん悩んで今までため込んだ知識を順番にどんどん口にしだしました。
でも、そのどれもが的外れの大ハズレ。
そうして知識を振り絞り困っていると、次第にあの大きな体がどんどん小さくしぼみ始めたではありませんか。、
そう、降参せずにでたらめばかり言いだしたので、溜めた知識が抜け小さくなってきたのです。
「だめだ!このままではどんどんしぼんで小さく小さくなってしまう!」
そう思ったすふぃんくすはもう降参!
「参りました!降参です。」
「了解~♪」
「でははやく答えを!でないと、体がどんどん小さくなってなくなってしまいます!」
「じゃ、もう意地悪してみんなの邪魔をしないと約束するなら答えを言うね。」
「約束します!します!します!」
「答えはね…」
「うんうん…」
「僕のお散歩!」
「へ?」
「近くの公園へはトコトコ四本足で歩いていくし、
ちょっと遠くの公園は、パパに抱っこされて二本足で連れてってもらうし、
もっと遠くの公園は、メッサーに乗って三本足で走っていくんだ!」
(*メッサー → ぽちが大好きな三輪自動車)
「なるほど…」
というわけで、答えを知ることのできたすふぃんくすはそれ以上体が小さくなることもなくなり、
そして、その後は心を入れ替えていじわるはやめ、
今までの知識を生かしお空の道案内を買って出てくれるようになりました。
これにてめでたし、めでたし!
**在りし日のポチとメッサーの動画です**
食いしん坊ぽち
バースデードライブ・メッサー&ぽち ~19歳に向けて!~ MESSERSCHMITT KR200 & US Military Stove M-1950
ミルク大好き!
メッサーぽち 秋の遠足 ~19歳と1か月~
お空に旅立つその日も自分の足で歩けて
なんて素敵な生き様なんだろう
なぞなぞもなるほど〜って読ませていただきました
これからメッサーに乗るとき ぽちくんを思い出して少し寂しくなると思いますが・・・・
でもそれ以上に たくさん楽し思い出がありますもんね
ぽちくんのご冥福を心より祈りいたします
お疲れ様でした
19年以上元気に楽しく過ごせたなんて、すごく幸せだったんだろうなと思いました。
ぽちちゃんのご冥福をお祈りいたします。
ぷーどる♀さんの状態もあまり健やかではないようなので、あまり無理しないでくださいね。
本当にわが子ながらなんと、見事で完璧、
そして立派な最期であったことでしょう。
思えば、あのこの人生には、苦しいこと、つらいことはほとんどなく、
19年間ほぼ平穏で健康元気。
獣医さんも、「ぽち君尾カルテは今までの子たちの中で一番薄っぺらいです。」と。
だから、あの子にしてみたらこれ異常なほど幸せであった人生。
だからこそ、「よかった。」という思いとともに笑って送り出さねばね。
でもやはり、つらく寂しいです。
他の子たちはもちろん素敵でよいこばかりなんですが、
それでもやはりこのぷーから始まる、かりん、ぽち。
この子たちはひときわ特別。
今そばにいないという喪失感が、時折やはり襲ってきます。
こればかりはやはり時が必要ですね。
とはいえ、ぽちのことを思うと、
「これ以上望むなんて、欲張りにもほどがある!」
と思うので…
でも当分は、メッサーを乗る気にはなれませんね。
ポっちゃんとの思い出が多すぎる。
どうもありがとうございます。
本当に19年間もの長い間健康でいてくれて、
そして最後の日までこんなに…
だからもう言うことはないもない。
ポっちゃん良く頑張った!えらすぎるにもほどがある!
でも19年って思うと長いですよね。
ほぼ私たちの人生の3分の1。
だからやはりぽっかり穴の開いた気分です。
それでも今他に可愛いよいこがたくさんいるので、
その子たちがそのぽっかりを埋めてくれています。
本当にありがたい。
奥さんの調子も寒さが厳しくなるとあまり良くないので、
この冬はぼちぼち過ごしていこうと思います。
どうもありがとうございました。