今回ご紹介するのはこれ。

COLEMAN Model523
第二次大戦時、米軍が屋外での医療器具煮沸用に用いたストーブです。
実はこれ、過去にご紹介したM-1941を二つくっつけた構造になっているので、
結構大きくかさばります。
ですので、安定するように、ゴトクがストーブ安定用の足にもなっており、
また付属の風防もかなり大きめ。

しかしそのおかげで、かなり大型のバットを使用でき、
様々な医療器具の煮沸に役立ったと思います。

なお、バットはそのまま収納ケースを兼ねております。
そしてケースのふたには

医療の象徴であるアスクレピオスの杖が刻印されております。
とはいえ、一般ストーブのバーナー部を流用しているので、
同じ医療用でも、以前ご紹介の527などと比べると火力は段違いなうえに、ツーバーナーですから、
たとえば、カレーとご飯を同時に作ることも可能です。
(名医アスクレピオスさんに杖でぶたれるか?(=^^=)ゞ)
またストーブやケースだけでなく、風防も少々凝った作りになっております。

一見普通の折りたたみに見えますが…

左右に引っ張るとスライドして広がり、
小さなスリットが出てきます。
で、使いやすい長さにしてからそのスリットに、

こうしてフックをひっかけ固定できるので、
設置場所の自由度が上がるだけでなく、強風にあおられても結構平気っぽい。
また予備パーツも豊富で、専用のパーツ袋の中には、

ガスケット、ヴァポライザーなどの消耗品はもちろんのこと、
フィラーキャップまで付属します。
こういう細かなところがいかにも軍用ですね。
とはいえ、基本構造は1941と全く同じなので、
慣れてさえいればメンテもサクサク進みます。

こういうのは、一応パーツを左右に分けて管理します。
(ごくたまに、左右で癖の違うときがあるのですよ。)
バルブの方は状態が良かったので無理に引き抜かず、
タンクと併せ、液剤による洗浄で済ませました。

で、古くなったグラファイトガスケットを新しいものと交換。
これで渋かったハンドルやレバーの動きが格段に良くなります。
ついでにゴトクの裏側もきれいに拭き掃除。

お!こんなところに予備パーツ!
銀色のケースの中には、ヴァポライザー、ニードル、グラファイトガスケットなどが入っております。
で組み付け完了。

組み付け前に、各ネジ部には耐熱グリスを塗っておきます。
気持だけかもしれませんが、焼きつき防止に役立つような気がするのです。
そして圧漏れテストに合格したらば…

ファイヤ~!
テスト燃焼は上々で、15分程度安定して燃え続けましたが、
向かって左のバーナーの方がやや火力が強い感じ。
この手のツーバーナーて、いつもこういうばらつきが出る気がするのだけど、
古いものだとどうしてもそうなるのかな?
というわけで、動画はこちら。
ピンボケですみません。
(しかし、カメラまで老眼かよ!)
よし!一応これにて作業完了。
でもこれ、バイクで運ぶには大きすぎるから、
当分はガレージの飾りになる予感…
放出するか…?

COLEMAN Model523
第二次大戦時、米軍が屋外での医療器具煮沸用に用いたストーブです。
実はこれ、過去にご紹介したM-1941を二つくっつけた構造になっているので、
結構大きくかさばります。
ですので、安定するように、ゴトクがストーブ安定用の足にもなっており、
また付属の風防もかなり大きめ。

しかしそのおかげで、かなり大型のバットを使用でき、
様々な医療器具の煮沸に役立ったと思います。

なお、バットはそのまま収納ケースを兼ねております。
そしてケースのふたには

医療の象徴であるアスクレピオスの杖が刻印されております。
とはいえ、一般ストーブのバーナー部を流用しているので、
同じ医療用でも、以前ご紹介の527などと比べると火力は段違いなうえに、ツーバーナーですから、
たとえば、カレーとご飯を同時に作ることも可能です。
(名医アスクレピオスさんに杖でぶたれるか?(=^^=)ゞ)
またストーブやケースだけでなく、風防も少々凝った作りになっております。

一見普通の折りたたみに見えますが…

左右に引っ張るとスライドして広がり、
小さなスリットが出てきます。
で、使いやすい長さにしてからそのスリットに、

こうしてフックをひっかけ固定できるので、
設置場所の自由度が上がるだけでなく、強風にあおられても結構平気っぽい。
また予備パーツも豊富で、専用のパーツ袋の中には、

ガスケット、ヴァポライザーなどの消耗品はもちろんのこと、
フィラーキャップまで付属します。
こういう細かなところがいかにも軍用ですね。
とはいえ、基本構造は1941と全く同じなので、
慣れてさえいればメンテもサクサク進みます。

こういうのは、一応パーツを左右に分けて管理します。
(ごくたまに、左右で癖の違うときがあるのですよ。)
バルブの方は状態が良かったので無理に引き抜かず、
タンクと併せ、液剤による洗浄で済ませました。

で、古くなったグラファイトガスケットを新しいものと交換。
これで渋かったハンドルやレバーの動きが格段に良くなります。
ついでにゴトクの裏側もきれいに拭き掃除。

お!こんなところに予備パーツ!
銀色のケースの中には、ヴァポライザー、ニードル、グラファイトガスケットなどが入っております。
で組み付け完了。

組み付け前に、各ネジ部には耐熱グリスを塗っておきます。
気持だけかもしれませんが、焼きつき防止に役立つような気がするのです。
そして圧漏れテストに合格したらば…

ファイヤ~!
テスト燃焼は上々で、15分程度安定して燃え続けましたが、
向かって左のバーナーの方がやや火力が強い感じ。
この手のツーバーナーて、いつもこういうばらつきが出る気がするのだけど、
古いものだとどうしてもそうなるのかな?
というわけで、動画はこちら。
ピンボケですみません。
(しかし、カメラまで老眼かよ!)
よし!一応これにて作業完了。
でもこれ、バイクで運ぶには大きすぎるから、
当分はガレージの飾りになる予感…
放出するか…?