もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

COLEMAN Model523 (GIストーブ)

2017-07-15 10:03:23 | ぷ♂の日記
今回ご紹介するのはこれ。
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COLEMAN Model523

第二次大戦時、米軍が屋外での医療器具煮沸用に用いたストーブです。

実はこれ、過去にご紹介したM-1941を二つくっつけた構造になっているので、
結構大きくかさばります。
ですので、安定するように、ゴトクがストーブ安定用の足にもなっており、
また付属の風防もかなり大きめ。

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しかしそのおかげで、かなり大型のバットを使用でき、
様々な医療器具の煮沸に役立ったと思います。

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なお、バットはそのまま収納ケースを兼ねております。

そしてケースのふたには
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医療の象徴であるアスクレピオスの杖が刻印されております。

とはいえ、一般ストーブのバーナー部を流用しているので、
同じ医療用でも、以前ご紹介の527などと比べると火力は段違いなうえに、ツーバーナーですから、
たとえば、カレーとご飯を同時に作ることも可能です。
(名医アスクレピオスさんに杖でぶたれるか?(=^^=)ゞ)

またストーブやケースだけでなく、風防も少々凝った作りになっております。
IMG_7203_20170713165147c97.jpg
一見普通の折りたたみに見えますが…

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左右に引っ張るとスライドして広がり、
小さなスリットが出てきます。

で、使いやすい長さにしてからそのスリットに、
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こうしてフックをひっかけ固定できるので、
設置場所の自由度が上がるだけでなく、強風にあおられても結構平気っぽい。

また予備パーツも豊富で、専用のパーツ袋の中には、
IMG_7200.jpg
ガスケット、ヴァポライザーなどの消耗品はもちろんのこと、
フィラーキャップまで付属します。

こういう細かなところがいかにも軍用ですね。


とはいえ、基本構造は1941と全く同じなので、
慣れてさえいればメンテもサクサク進みます。
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こういうのは、一応パーツを左右に分けて管理します。
(ごくたまに、左右で癖の違うときがあるのですよ。)

バルブの方は状態が良かったので無理に引き抜かず、
タンクと併せ、液剤による洗浄で済ませました。
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で、古くなったグラファイトガスケットを新しいものと交換。
これで渋かったハンドルやレバーの動きが格段に良くなります。

ついでにゴトクの裏側もきれいに拭き掃除。
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お!こんなところに予備パーツ!

銀色のケースの中には、ヴァポライザー、ニードル、グラファイトガスケットなどが入っております。

で組み付け完了。
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組み付け前に、各ネジ部には耐熱グリスを塗っておきます。

気持だけかもしれませんが、焼きつき防止に役立つような気がするのです。

そして圧漏れテストに合格したらば…

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ファイヤ~!

テスト燃焼は上々で、15分程度安定して燃え続けましたが、
向かって左のバーナーの方がやや火力が強い感じ。
この手のツーバーナーて、いつもこういうばらつきが出る気がするのだけど、
古いものだとどうしてもそうなるのかな?

というわけで、動画はこちら。

ピンボケですみません。
(しかし、カメラまで老眼かよ!)

よし!一応これにて作業完了。

でもこれ、バイクで運ぶには大きすぎるから、
当分はガレージの飾りになる予感…

放出するか…?
コメント
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