計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

新PC到着・・・そして御報告。

2007年06月06日 | CAMJ参加記録
 かれこれ約半月ぶりのブログになります。本日・・・4時間ほど前に新型のPCが届きました。ようやくセットアップも終わってネットも開通してホッと一段落着いて、こうしてブログを書いております。

 さて、復帰早々ではありますが、一つ御報告がございます。

 この度、日本気象予報士会に提出しておりました研究論文「熱輸送を伴う3次元乱流数値シミュレーションを用いた山形県置賜地方における冬季局地風の解析」に対し、「木村賞」という賞を賜りました。先月26日の同会の定期総会の場で表彰式が催され、会長より表彰状とメダルを賜りました。

 今後はその他の研究分野も併せて、本格的に学会への進出を考えていこうと思います。今回の受賞に際し、審査員の先生からも学会進出を前提とした実践的なアドバイスを頂きました。いよいよ学会進出を本格的に考える段階に来たという事です。私はこれまで余り学会を意識はしておりませんでした。学会に出るにはまだまだ不十分と感じていたためです。それだけに、今回の受賞は「もういい加減に学会に出なさい!」という背中の一押しなのかもしれません。

 山形県の局地気象の研究それ自体は、かれこれ十年近く続いてきたものであり、これまでの気象予報士として歩んできた道そのものと言っても過言では無いものです。この研究の成果としていくつかの知見を得るに至り、今回このような形で表彰を戴けた事で、一角の専門家としての道を歩み始める事ができたかと感じています。この研究を始めた頃は機械系の大学生、それから大学院では細胞膜の変形挙動の解析、半導体メーカーで論理回路設計・・・と週末起業ならぬ週末研究を続け、計算気象予報士となって現在に至る訳ですが、時の流れを改めて感じます。

 詳しい紹介については、日本気象予報士会のHPや会報にも掲載される・・・?のかどうかは分かりませんが、名前と論文名称くらいは・・・載るのではないかと密かに期待しております。

 ホームページ「救急?『お天気』診察室」から始まった研究であり、多くの皆様からのご意見や温かい激励、アドバイス等が研究を続けるに際して大きな支えとなりました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 さて、これからは今までの分を取り戻さなくてはなりません・・・。ここ半月ほどのんびりまったりしてましたので、そろそろエンジン全開で行かなければなりませんね。
コメント (6)
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