計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

建造物内の熱流動シミュレーション

2010年05月23日 | 計算・局地気象分野
 屋外で風が吹いている日に建物の窓を開けた場合、外の風が屋内に入ると室内の熱環境がどのように変化するのかを解析してみました。解析結果のほんの一例です。


建造物の平面図と熱流動(左:1階、右:2階)



建造物の鉛直断面図(階段・吹き抜け部)



 初期状態では室内には熱が篭もっている状況を想定しました。初期状態における室内の温度を赤、外の温度を青で表示し、図の右側から風が流れ込む条件を与えました。時間の経過と共に外からの涼しい空気が室内に入り込んで、建物内部での空気のかき混ぜが起こって行く様子が再現されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする