アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

水平の悟りメモ-3

2023-06-16 06:43:21 | ダンテス・ダイジの風光

◎救世主であることの条件は悟っていること

 

救世主であることの条件は悟っていること。それは、水平の悟りでも垂直の悟りでもよい。

以下ダンテス・ダイジ講話から。

 

3.水平方向で行けば、本当に人々に役立つ存在になる。

『弟子「じゃあ水平方向で目覚めているのが救世主の必須条件?」

ダンテス・ダイジ「どっちでもいいよ、垂直方向に目覚めても(笑い)。」

弟子「しかし現実との対応ができない、垂直方向に目覚めただけの人は救世主として救うことはできない・・・」

ダンテス・ダイジ「うん、どっちかというと隠者になる。付き合っちゃいられないからね。水平方向で行けば、本当に人々に役立つ存在になる。彼は一個超然としている。かといって付き合いづらいかというとそうでもない。

だが黙っていると怖い感じがする。話してみると気に置けない。それでいて、適当なことには調子を合わせているが、肝心なことになると一歩も譲らない。」

弟子「ダイジみたいなもんだ。」

ダンテス・ダイジ「それで、首をちょん切ると脅しても譲らないで、ああ切るなら切れ、これが真実だって言ってゲラゲラ笑って、軽くギロチンにかかる。『人に瞞着されず』って臨済録にある、これがそれだ。

人に騙されず。実は人間は人に騙され続けてるのだよ。人から人へ、条件付けされてるのよ。俺は俺だ。分からないなりに俺だ。分かったなりに俺だ。(笑い)どっちでもいいんだ。みんな水平方向だよ。

俺は両方言ってるからこんがらがるかもしれないけどね。」』

 

垂直の悟りで行けば、隠者になりがち。ただし、空海、天海、役行者、出口王仁三郎のように隠者でない者も出てくることがある。

水平の悟りで行けば、本当に人々に役立つ存在になる。

『実は人間は人に騙され続けてるのだよ。』とは、教育、政治プロパガンダ、経済商業プロパガンダ、そしてそれに影響された周辺の人々からの口コミ・スマホによる壮大なマインドコントロールの日常に暮らす、われら人間を指す。

そして騙され続けている自分である限り、水平の悟りにはならない。禅的悟りが必要なのだ。

『俺は俺だ。分からないなりに俺だ。分かったなりに俺だ。(笑い)どっちでもいいんだ。みんな水平方向だよ。』

この『分かった』とは悟っていることを指す。悟っても悟っていなくともいいんだというのがこの『どっちでもいいんだ』だが、これは、道元が悟り(身心脱落)も悟っていない者の修行も同じだ(修証一如)と言っているのと同義。

そのことについて、既に悟った者がそれを言うのは真実だが、まだ悟っていない者がそれを言うのは嘘だと思う。

OSHOバグワン風に説明すれば、万人は既に悟っているが、それに気がついている人と気がついていない人がいるだけ。

このダンテス・ダイジの『どっちでもいいんだ。みんな水平方向だよ。』は、その辺の呼吸である。

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