◎格言3-2意味なく、価値なく、生きる時(老子狂言)
『2○
たとへ、あなたがどのような存在であろうと、完全に、
意味なく、価値なく
生きる時もある。
このあらゆる世界、
あるいは宇宙は、
夢なのだ。
時は、
絶対者の
あらわれの一つであり、
それは、
一つの法則である。
が、
法則には
例外というものがある。』
(老子狂言/ダンテス・ダイジから引用)
以下【】内は上掲詩文から引用。
生存のためには全身全霊をかけねばやっていけないこの厳しい時代。だからこそ
【完全に、
意味なく、価値なく
生きる時もある。】
法則の例外についてダンテス・ダイジは、ときどきほのめかしている。
錬金術師は、何千回と同じレシピで黄金変成実験を繰り返すが、例外的に本物の黄金ができることがある。
虚空蔵菩薩求聞持法では、虚空蔵菩薩のマントラを百万遍唱えれば、成就すると言われるが、本当に成就することがあるらしい。
禅僧南嶽は、瓦を磨いて鏡にすることで悟りを開こうとした。それを見て馬祖が「瓦を磨いても、鏡などできないでしょう。」と問うた。
南嶽、「それならば、坐禅してどうして仏になれようか?」と返されて、馬祖は何も言えなかった。
例外とは、ジャンプ・アウトすなわち垂直方向の超脱だと思う。水平方向にいくら飛んでも何もエポックメーキングなことは起こらない。生成AIは、水平方向の運動である。