唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

秦成天雄軍経略使 その1

2012-12-07 08:50:38 | Weblog
・秦州は隴右節度に属し、安史の乱後は長らく吐蕃に没していたが、吐蕃が潰乱したため
大中3年[年]鳳翔李玭が収復し鳳翔の所管とした。
・しかしすっかり荒廃し異民族が放牧する地域であり、混乱する吐蕃情勢に対応するため
大中6年薛逵を秦成経略天雄軍使として屯田し防禦にあたらせた。
・その後光弼の孫李承勳/承が経略使を嗣ぎ、吐蕃酉長尚延心が河渭二州をもって来降した。
承勳はこれを謀殺して私利を得ようとしたが諸將に反対され原に転じた。
・その後高駢(崇文孫)が嗣ぎ、咸通4年[年]王晏實(智興子)が天雄軍觀察使となり鳳翔
より独立した。
・咸通7年吐蕃の叛将拓抜懷光が来寇したが延心はこれを撃滅し、吐蕃は完全に潰乱し姿を消した。
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