唐宰相表に宣宗を追加

唐史資料集
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傍系から宦官に擁立された宣宗です。ひたすら誠実に政務を遂行しました。しかし既に唐朝の制度は腐敗堕落していて、その良心は通じず。崩壊への時間を先送りするだけでした。吐蕃の弱体化により隴右地方が来附しましたが、末期には南方で軍乱が多発します。新唐書と旧唐書では宰相データですらバラバラですので併記していきます。

唐宰相表に武宗を追加

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宦官に擁立された武宗です。しかし傀儡ではなく李徳裕をもちいて、ウイグル帝国の崩壊処理や、昭義節度使の反乱鎮圧などに成果をあげました。ところが仏教弾圧［財政的な必要性でしょうが］をやったせいで、後世の評判はあまりよくありません。坊主の誹謗中傷でしょう。道士の金丹のせいで急逝したといわれていますが、宦官に多い仏教徒に毒殺されたのかもしれません。
新唐書と旧唐書では宰相データですらバラバラですので併記していきます。

唐宰相表に文宗を追加

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宦官に擁立された文宗ですが、宦官を憎む気持ちは強く、宋申錫や李訓を用いて制圧を図りますが、ことごとく失敗し、反って宦官の専権を招きます。開成5年から唐史が不備になり、新唐書・旧唐書・通鑑などで宰相記録に相違が生じています。この表では相違をそのまま併記して読者に判断は任せたいと思います。

唐宰相表に穆宗・敬宗を追加

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憲宗が宦官に暗殺された後、享楽的な穆宗、低能的な敬宗があいついで即位します郭子儀の後裔一族と宦官の画策です。河北三鎭は再び自立していきますが、もはや唐朝の覇権を脅かす力はありません。

唐宰相表に順宗・憲宗を追加

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ひたすら姑息を極めた德宗の下に皇太子として隠忍していた順宗ですが、德宗が崩御するころには、自分も重病であり親政が不可能でした。それでも側近の王叔文や若手官僚達は改革を始めますが、守旧官僚や宦官は新皇太子の憲宗を押し立ててこれを排除します。順宗はたった半年の治世です。
即位した憲宗は藩鎭排除に注力し、数々の失敗を重ねながら、淮西吳元濟や淄青李師道を誅滅し、成德王承宗を降伏させ。ほぼ全国統一に成功しますが、宦官により暗殺されます。そして宦官に操られた無能な皇帝達の時代が続きます。

唐宰相表に德宗を追加

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德宗は代宗が姑息な藩鎭政策をつづけた後、即位当初はやや回復した国力を使って河北三鎭の平定を始めます。この頃三鎭では、魏博＝田承嗣、成德＝李寶臣、淄青＝李正巳があいついで亡くなり、幽州の朱泚は入朝していました。そして山東梁崇義を滅ぼし、成德を解体することには成功しますが、淮西李希烈や幽州朱滔・魏博田悦・淄青李納・成德王武俊などの大反乱を引き起こし、一時は朱泚の乱により京師を逐われ、奉天に籠城するという亡国一歩手前まで追い込まれました。その後反乱勢力と妥協を重ねて表面的には安定を回復しましたが、吐蕃の背信行為もあり、すっかり臣下不信の塊となった德宗は、宦官にたより神策軍を掌握させ、亡国の基を作ってしまいました。

唐宰相表に代宗を追加

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代宗は安史の乱がようやく平定されたにもかかわらず、宦官勢力の傀儡として功臣僕固懷恩の反乱を招いたり、來瑱を誅殺するなどへまを重ねます。そのため吐蕃に一時京師を奪われるという失態を演じます。あとはひたすら姑息な政策で傷をなめていく期間です。
この時代尚書左右僕射や六部尚書に「知省事」というあいまいな官職が多く見られます。このうち有力武将が多く任じられた檢校尚書左右僕射知省事を使相扱いをしておきます。

唐宰相表に肅宗を追加

唐史資料集
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肅宗時代は安史の乱によって唐朝が滅亡の危機に瀕した時代で、宰相制度は大混乱しています。郭子儀や李光弼など執政にあたらない武臣宰相は以降、茶色で姓名を着色しています。
また河東節度使王思禮は臣下であり、平章事を兼ねない三公として表れています。

唐宰相表に玄宗を追加

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玄宗時代は先天元年～天寶十五年までの45年間ですが、中間の安定期は宰相二人制を維持しています。次回は「肅宗」と「代宗」です。

唐宰相年表に則天と睿宗・中宗を追加

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のトップ唐宰相表［皇帝別］に則天と中宗睿宗データを追加しました。
則天は初期に大量粛清を実施し、無能な中宗や睿宗を傀儡にしますが、
神龍元年正月までは則天時代とします。その後は無能な二人の時代な
のですが、それぞれ短期なので統合しました。
次回は「玄宗」です。

唐宰相年表に高宗を追加

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次回は「則天」光宅/嗣聖元年～長安五年を作成します。
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唐宰相年表の作成

既存の唐宰相官歴表では、個々の宰相の官歴はわかりますが、
時代の流れとしての関係はわかりにくいので、皇帝別-年代別
の表を作成しアップしてみました。基本は新唐書の表ですが、
旧唐書やその他資料で追加補正しています。

唐史資料集
の最初「唐宰相年表」です。ＰＤＦ形式で保存しています。

現在　「高祖」と「太宗」のみですが、近々に「高宗」「則天」を
追加し、年内に完成する予定です。

御史大夫一覧表も作成中ですが難航しています。御史大夫は兼任され
ることが多く、どこまでを正任とするかが至難です。京官においても
あまりに乱発されているためですが。