唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

気の毒な安禄山 その3 余命なし

2013-09-04 10:10:03 | Weblog
じっくりと計画した反乱ではない
正史では計画的と書いてあるが、到底あり得ない
河北各州への基盤作りがまったくできていない
楊國忠に追い込まれてやむを得ず反したとしか思えない。
安禄山は人望厚く、統率力もあり、武将達は信服していた
正史にあるような道化者や佞臣ではない。
しかし謀叛があまりに遅すぎたためすでに病身であったし
信頼できる軍師を持たないため、全て自分で指揮する心労により
精神的に参っていたようである
子の慶緒は性格的には穏やかで信望もあったようだ。
この成人した息子を前面に立てればよいのだが
判断力が低下した禄山は幼少の子供を寵愛するなどの失態を犯した。
まだまだ安定していない「大燕国」がそれで持つはずがない
殺害されることがなくても、あまり続いたとは思えない。
コメント
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