神に従うことの結果

神に従えばうまくいくのでしょうか？


アフリカのある部族に代々伝わる儀式がありました。
その儀式を行えば必ず雨が降るのだそうです。

よその部族がそのことを聞きつけて、その儀式を教えて欲しいと申し出ました。
その申し出は快く聞き入れられられて、儀式が伝授されました。

自分の部族に帰り、教えられた儀式を早速執り行いました。
何度も試みたのですが雨は降りませんでした。

教えてくれた部族の所に戻り、「何が間違っていたのか」と尋ねました。
するとこのような返事が返ってきました。
「この儀式の秘訣は‟雨が降るまで続けること”だ」


‟モロナイの約束”と呼ばれるものがあります。
モルモン書を読んで、深く考え、キリストを信じて、神に祈るなら、
聖霊の答えを受けられるというものです。

「記されたとおり行ったのに答えが受けられませんでした」
　「それで信じることを諦めたのですか？」
「試してみたのに答えがなかったからです」
　「神はあなたが諦めることを予め知っていたのかもしれませんね」


‟神に従えば、すべてのことにすぐ結果が出る”というわけではないようです。
それでも諦めることなく、この世の終わりまでも神に従うなら
善い結果がもたらされるという信仰が、末日聖徒には求められています。

悔い改め

「地の果てに至るすべての者よ、悔い改めよ」アルマ5：50


悔い改めは「悔いる」と「改める」の二つから成ります。
過去を悔いても改めようとしない人は少なくないようです。

悔いる気持ちは‟意識せずとも自ずと心に湧いてくる”ものです。
改めるには‟意識して思いと行動を変える”必要があります。


過去を振り返るときに悔いるほとんどのことは
無意識のうちに行ってしまったことではないでしょうか。
無意識のままであれば、同じことを繰り返してしまうかもしれません。

改めたいと願うなら、二度と繰り返さないという‟決意”と、
そのために行動する‟意志”が必要です。


それは主の御心に叶うことでしょうか。
そうであれば御霊の助けを受けることができます。

悔い改めが完成し、過ちを繰り返すことがなくなったとき、
主からこのように言われることでしょう。
「よい僕よ、よくやった」ルカ19：17