最後に2泊したホテルは、宮殿風ホテル。
宮殿ホテルではなく、宮殿風だ。
2年前にできたというから、まだまだ新しい。
道路から鉄柵の扉の内側に入ったら別世界だ。
意外なほど小さなエントランスを入ろうとした時、何かがパラパラと頭に降って来た。
あれ、何?と思ったら、何と紅い薔薇の花びらだ。
嬉しい驚きだった。
散らばった花びらを踏まないように、中に入ると、ポロロロロ~ンと美しい音色が。
正面でお兄さんがインドの弦楽器サントゥールでお迎えしてくれている。
この写真は、翌日撮ったもの。
何か違うような気がして、思いだしてみると、当日はターバンを巻いていたような気がする。
ロビーで従業員の美しいおねえさんが、額に何かつけてくれた。
薔薇の香りで、お風呂に入るまでずっと香っていた
さりげなく豪華
廊下もお洒落。
素敵なベッドと豪華なカウチ、物置場になったけど。
4人家族が一緒に入れそうな大きな大理石のお風呂
子供たちが大喜びしそう。
せっかくだから入ってみた、
熱いお湯を入れているのに、溜まるのに時間がかかるせいか、どんどん冷める。
その上、どいうわけか栓のチェーンが短くて、体を動かすたびにお湯が揺れてすぐ抜けてしまう。
結局、左側のシャワー室へ移動した。
言えば栓を取り替えてくれたのだろうけれど、面倒なのでシャワーで満足しておいた。
ところが、ドライヤーがない。
あちこち捜したけれど、見当たらない。
やはり、歴史が新しい分どことなく未熟さが出てるなという感じがする。
もちろん、電話をかけたらすぐに、イケメンのお兄さんが持ってきてくれた。
このお兄さんに限らず、ここの接客係の従業員は皆美男美女揃いだ。
動きも優雅で、微笑みを絶やさない。
昔の宮廷って、ほんとうにこんな感じだったのかも。
ところで、この豪華なホテルの洗面台で、スニーカーの靴底を洗ったのは私だけかな(笑)