珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

往生際の悪い友

2016年10月19日 | 日々のこと

一番長いお付き合いのお友達「M子さんとランチをした。

半年ぶりだ。

お互いの孫の話、行って来た旅行の話など、近況を語り合った後で、

お決まりのデパブラ(デパートをブラブラ)へ。

そういう世代なのか、私たちはデパートが大好き。

地下街もいいけど、やっぱりデパートがいい。

M子さんは、来月泊りがけの同窓会があるそうで、セーターが欲しいというので、

見て歩いた。

 

まず目指すのは、お値下げ品のコーナー。

安物買いの銭失いが続いている私が言うのもおかしいけれど、

「お高い品をお安く」が、私たちの本来のモットーなのだ。

バーゲンシーズンではないけれど、各テナントがそれぞれお値下げ品を並べていた。

M子さんは良さそうなものを手に取ってみるが、

「あらこれLだからダメ」と言って戻してしまう。

サイズ切れで値下げになったのだろう、Lサイズしか残っていない商品が多い。

でも、私たちが見て歩くのは比較的若向きのお店。

細身にできているものが多いので、私達が着たら、Lで丁度良いということも少なくない。

それなのに、試着するまでもなく、彼女は初めからLは外してしまう。

「だって、Lだもの、私はMよ」

私なら、MでもLでも、自分に合ったものを買うけどな~。

 

結局、ある有名店でMサイズのベージュのセーターを買ったのだけれど、

ブラからはみ出た背中のお肉の盛り上がりはくっきりだし、

お腹のパンツの打ち合わせもありありわかる。

一応、私はアドバイスしたし、そのうえで彼女が買ったのだからしかたがない。

でも、なんだかね~、往生際が悪いな~と思う。

私たち、66だよ。

あなたがいくら若くてきれいでも、体は年を取ってるのよ。

そろそろ現実を見たほうがいいと思うけどな~。

半額で15000円のセーター、来年も着られるといいけど。

とっくの昔に現実を見た私は、心の中でつぶやいたのだ。