年末に録画してあった「くまのパディントン」と「シンデレラ」を観た。
くまのパディントンって、私は映画を見るまで知らなかったけれど、かなり有名な熊だったのね。
映画はCGを駆使しているのだろうけれど、パディントンがほんとうにリアルで、
熊が街角に佇んでいても、誰も何も思わないロンドンの街が、とてもファンタスティック。
パディントンが居候することになるブラウン家のお父さんが、
なんと、ダウントンアビーのクローリー伯爵だった。
危機管理コンサルタントかなんとかで、クローリー伯爵同様、
家族思いの素敵な紳士だ。
始めは迷惑がってパディントンを追い出したがっていたけれど、
結局、拉致されたパディントンを助けるために、女装までして大活躍していた。
パディントンを剥製にしようと、つけ狙う剥製マニアの女にニコール・キッドマン。
美しいのにちょっとイカレタ感じがとっても怖くてセクシー。
楽しかっただろうな、この役。
さて、「シンデレラ」
主人公のシンデレラが見たことあるわと思ったら、ダウントンアビーのレディ・ローズだった。
ダウントンアビーでは、可愛いけど軽薄でお騒がせな女の子だけれど、
シンデレラは優しくて誠実で魅力的な女性。
王子でなくとも恋してしまいそうだ。
そして、あらら、継母の連れ子姉の一人が、やはりダウントンアビーのコック見習い、
デイジーじゃない!
ほとんど素顔で粗末な身なりのデイジーと打って変わって、豪華なドレスをまとって
シンデレラに意地悪をする。
デイジー役の女優さんが、素敵な衣装を着られる貴族一家の役が羨ましいと、
インタビューで話しているのを見たことがある。
役とは言え、やっぱりそうよね~。
ダウントンアビーでの欝憤は晴れたかしら。
それにしても、女ってお化粧と衣装で変わるわね~。
継母は、私の大好きなケイト・ブランシェット。
演技が上手くて鬼気迫る悪役だった。
美しい人の悪役って、ほんとうに怖い。
それにしても、普段正義のヒーローや、ヒロインを演じている人が悪役を演じると、
とても楽しそうに見えるのは不思議だわ。
「くまのパディントン」も「シンデレラ」もお子様向けなのだろうけれど、
とても楽しめた。