珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

「怒り」を読みました

2017年01月19日 | 読む

昨年映画化され、話題になった「怒り」を読んだ。

大分前に図書館に予約をいれておいたのが、順番が回って来た。

最近本を読み始めるとすぐに飽きてしまって、読まずに途中で返すことが多かったので、

やっと順番が回って来たのに、なんだか気が重かった。

上下2冊、同時に来たのが更に恨めしい。

でも、読み始めたら引き込まれて、2冊を二日で読んでしまった。

読書能力が低下し続けてるので、完読できたことが嬉しい。

 

ある暑い日、立川で一組の夫婦が惨殺された。

犯人はすぐに特定されるが、逃亡したまま行方が知れない。

その犯人の特徴を備えた3人の若い男が、それぞれ関係のない3つの場所に現れる。

千葉、沖縄、東京

彼らはそれぞれ周囲の人々とつながりを持ち、人間関係を築いて行く。

ところが、未解決事件の犯人を捜すテレビ番組で、犯人似顔絵が公開されたことで

彼らの周囲にさざ波が立ち始める。

何となく似ていると気づき始めたら、疑いは疑いを呼ぶ。

愛し始めた男は殺人犯かも知れない。

信じたい、信じていいのか。

この3人の中の誰が犯人なのか、それとも別の誰かなのか。

 

意外な形で事件は解決する。

3人の男が何者であったかも解き明かされる。

結末は、きっとハッピーエンドなんだろうな。

久しぶりに少し涙ぐんでしまった。