
読売新聞朝刊の連載小説「研修生 プラクティカンティン」(多和田葉子著)が
今朝、最終回を迎えました。
物語の舞台は1980年代のドイツ。日本人の主人公が書籍取次会社の研修生と
して働きながら、会社やパブで多くの人々と出会い、触れ合いながら生活
していく様子が描かれていました。
大家さんとの相性が悪く、友達の家に泊めてもらったり、その近くの空き部屋
大家さんとの相性が悪く、友達の家に泊めてもらったり、その近くの空き部屋
を借りたりと、自由で気ままな暮らしぶりも印象的でした。異国の地で生活す
る中で、ふと日本人である自分を意識し、不思議な感覚にとらわれる主人公の
心情が素直に表現されており、読みながらその世界に引き込まれていました。
今朝で物語が終わってしまい、少し寂しさを感じますが、明日から始まる
新しい連載小説もまた楽しみに読み続けようと思います。
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>多和田葉子... への返信
多和田葉子の作品、自分は他に読んだことがないので、読んでみたくなっています。
国際的な視点がとても興味深いですね。
多和田葉子が好きで、何冊か著書を読みましたが、
この連載も興味深い内容のようで、
書籍化されるのが楽しみです。
ご紹介ありがとうございました。