らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

日本は何故「JAPAN」

2019-09-28 | 雑学

英語で日本は「Japan」と言います。
「Nippon」ではありません。
なぜ、「日本」と発音が似ても似つかない「Japan」になったのでしょうか?
調べてみると、この英語表記は勘違いから生まれたのだそうです。

日本を始めてヨーロッパに紹介したのは、皆さんよくご存じのイタリアの商人で旅行家のマルコ・ポーロです。
マルコポーロは1271年から1295年にかけて中央アジア・中国を旅し、その紀行として「東方見聞録」を記しました。
その中で日本を「ジパング」と紹介したのです。
何故、「ジパング」だったのかというと、中国人から聞いた日本の発音「ジペンクオ」を「ジパング」と勘違いしたからです。

マルコ・ポーロは実際に日本に来たわけではなく、中国の人から日本のことを伝え聞いていました。
つまりマルコ・ポーロが聞いた「日本」は、中国語の「日本」だということであり、その中国人は福建語で日本のことを「ジペンクオ」と言ったのですが、それを「ジパング」と勘違いし、そのまま書いてしまったということです。
そこから生まれたのが「Japan」という英語表記なのです。

イタリア語の「ジャッポーネ」、フランス語の「ジャポン」やスペイン語の「ハポン」、ドイツ語の「ヤーパン」なども全てマルコポーロの勘違いから生まれた「Japan」がもとになっています。

では中国では元々日本を何と呼んでいたのでしょうか?
これには諸説があり、また時代や地域によっても異なりますが、例えば、単に日本を中国語で発音した「リーベン」または「ジーベン」と呼んでいた時代もあれば、「ジッポン」や「ジッパン」と呼んでいた時代もあります。
「ジッポン」の場合は「日(ジツ)、本(ポン)」と読んだようであり、比較的「ニッポン」に近い発音になっていたようです。
 広い国土に多くの民族が住む中国なのでいろいろな呼び方があったようですが、たまたま聞いた福建語の「ジペンクオ」をマルコ・ポーロが勘違いしたことにより、日本の英語表記が「Japan」になったということです。

もし、マルコ・ポーロに、「ジッポン」と紹介していたら、英語表記が「Nippon(ニッポン)」になっていたかもしれませんね。