らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

近畿に「木枯らし1号」吹く

2022-11-16 | 雑学

近畿地方は一昨昨日の13日に木枯らし1号が吹いたと発表がありました。
吹いた時間が舞鶴を除いて夜間だったことと、大阪 の風速が4.2m/sと微風だったことから、当地では全く気付きませんでした。
今日は「木枯らし1号」とは、どのような基準で発表されているのか、その発表基準について調べました。

「木枯らし1号発表基準」
木枯らし1号とは、西高東低の冬型の気圧配置となり、その年に初めて吹く北よりの(やや)強い風(季節風)の事で、東京地方と近畿地方でのみ発表されています。
近畿地方の発表基準は次の通りです。

「近畿地方の発表基準」
気象台によると、近畿地方における「木枯らし1号」の発生日は、おおむね以下の目安を満たした最初の日を基本として総合的に判断しているそうです。
【期  間】 霜降(10月23日ごろ)~冬至(12月22日ごろ)(令和4年の霜降は10月23日、冬至は12月22日)
【気圧配置】 西高東低の冬型の気圧配置
【風  向】 北よりの風
【風  速】 最大風速が8m/s以上

一昨日のNHKのニュースを観ていたら、上記に加えて、近畿地方の7か所の気象台のうち3か所以上が上記の基準を満たしていることが必要だという事でした。
近畿の各気象台で13日にこの基準を満たしているのは、舞鶴、彦根、和歌山の各気象台が発表した数値でした。
この3気象台の発表が基準を満たしたことから、近畿地方で木枯らし1号の発表となったという事です。

「最大瞬間風速(m/s)/ 風向 」
大 阪  4.2m/s 北
神 戸  7.1m/s 北北東
京 都  4.2m/s 北北西
舞 鶴  8.6m/s 北北東
彦 根  11.1m/s 北北西
奈 良  6.1m/s 北北西
和歌山  8.3m/s 北

「参考」
一方、東京地方の基準は以下の通りです。
【期  間】 10月半ば~11月末の間
【気圧配置】 西高東低の冬型の気圧配置で季節風が吹く
【風  向】 東京の風向が西北西~北
【風  速】 東京の最大風速が8m/s以上
東京と大阪では発表基準が僅かに異なっているようです。

「過去には福岡でも発表」
木枯らしは東京や大阪以外でも吹いていますが、東京、大阪以外の気象台では過去から発表していなので、これからも発表しないそうです。
ところが、2015年福岡では、お天気キャスターの人がテレビで、10月28日福岡の「木枯らし1号」を発表したことがあるそうです。
気象庁に問い合わせたところ、発表してもよいと言われたから、ということでした。
各地方気象台も発表したらいいのに、何故しないのでしょうね。

木枯らし1号が吹いたということは季節が一歩冬へ近づいたという知らせでもあります。
この冬はコロナとインフルエンザとの同時流行が危惧されています。
本格的な冬が目前ですが、コロナとインフルエンザには十分注意して、元気でこの冬を乗り切りましょう。