らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「イクメン」力

2020-09-28 | 情報

「イクメン白書」という統計があるようです。
私は先日のNHKのニュースで初めて知ったのですが、皆さんはご存知でしたか?
これは積水ハウスが男性の育児休業実態を調査した統計です。
そこで今日は男性の育児休業実態である「イクメン力」についてご紹介します。

「イクメンとは」
先ず、「イクメン」という言葉はご存知ですよね。
この言葉は10年前に長妻労働大臣が国会で発言して広まった言葉です。
イクメンとは、「子育てする男性(メンズ)」の略語ですが、単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」、「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指します。
実際には、育児に積極的に参加できていなくても、将来的にそうありたいと願う男性も含まれるそうです。

「イクメン」は、2010年6月、長妻 昭 労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉を流行(はや)らせたい」と国会で発言し、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させたのをきっかけに、一気に浸透した言葉です。

「イクメン白書」
積水ハウス株式会社は、男性の育児休業取得がよりよい社会づくりのきっかけとなってほしい、という思いから、9月19日を「育休を考える日」として記念日に制定し、2019年から企業で働く男性の育休取得実態を探り、「イクメン白書」として発表しています。

「イクメン力」
この白書では、積水ハウス株式会社が独自設定した男性の「イクメン力」を決める4指標5項目をそれぞれ数値化して、47都道府県別にランキングし、「イクメン力」を算出しています。

「4指標5項目」
・4指標は下図の通りです。

・5項目は「1」の2項目と2~4の指標です。
1.配偶者からの評価
 項目・・・①夫が行っている家事と育児の数     
      ②夫がイクメンと思うか、
       を4段階で評価する。
2.夫の育休の取得経験と取得日数
3.夫の家事・育児を行う時間で、配偶者から見た夫の家事・育児を基準とする。
4.夫に家事・育児に参加して幸せを感じているかどうかを4段階で聞き、本人の育児幸福感を基準とする。

これら4指標5項目を、1位:47点、2位:46点、・・・47位:1点として、それぞれ数値化してイクメン力を算出し、47都道府県別にランキングしたものです。

「調査概要」
・実施時期  2020年7月14日(火曜日)から7月22日(水曜日)
・調査手法  インターネット調査
・調査対象  全国47都道府県の小学生以下の子どもがいる20~50代の男女9,400人

「ランキング上位5県と総合得点」
  1位 佐賀県 (205点)
  2位 熊本県 (192点)
  3位 福岡県 (191点)
  4位 福井県 (177点)
  5位 長野県 (176点)

「全国ランキング」

佐賀県は去年の36位から大きく順位を上げて1位になり、2位には熊本県、3位には福岡県と、上位3番目までを九州勢が独占しました。
佐賀県は、妻が夫の「イクメン度」を評価する項目が全国1位で、20代から30代の妻の70%が「夫はイクメンだと思う」と回答しました。
またごみ出しや子どもの入浴など、夫が担当する家事・育児の数は6.9個で全国5位。
夫が家事・育児にかける時間は1週間当たり15.6時間で、全国8位などとなっています。

佐賀県は、父親になるための心構えなどについてまとめた「父子手帳」を配布するなど、男性の育児参加について独自の取り組みを進めていて、若い世代で家事や育児の分担が進んだことが背景にあるのではないかとみられる、ということです。

驚きましたねぇ!  予想外でした!?
九州男児は亭主関白で、男尊女卑的な指向のイメージでしたが、イクメン力の上位3位までに佐賀、熊本、福岡の3県が入っていたのです。
夫婦で子供を大切に育てていくという風土が思った以上に強いのですね。
認識を改めようと思います。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
意外です (hide-san)
2020-09-28 10:44:49
九州男児は亭主関白の代表みたいに思って居ました。

そう思われていたので、自治体がイクメン力に力を入れたのでしょうか。
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hide-san様へ (らいちゃん)
2020-09-28 13:06:48
>九州男児は亭主関白の代表みたいに思って居ました。
そう思われていたので、自治体がイクメン力に力を入れたのでしょうか
佐賀県で「父子手帳」を配布しているということは、おっしゃる通りかもしれません。
昔から、家事・子育てに関しては女性の負担が大きかったのでしょうね。
返信する
イクメン  (もののはじめのiina)
2020-09-29 08:49:10
> イクメンとは、「子育てする男性(メンズ)」の略語
「 行けたmen's 」とも、思えますょね。(^_^;)

仕事をおろそかにしてまで、育休を取るのに抵抗感があります。それがよくないのでしょうね。

赤子が生まれたときは、風呂に入れるのを率先してやってました。^^


> 彼女はイルカと同化して人魚のようです。画像にぴったりの誤変換ですね。
まず誤変換ありきで、次に済 笑撃から話題に見合う画像を探して適正な笑撃を見つけ出せたら満足度が増します。



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iinna様へ (らいちゃん)
2020-09-29 11:32:48
今年も間もなくハロウィンがやってきますね。
でも、新型コロナによって昨年までとは異なる、物静かで寂しいイベントになるのでしょうか?
ハロウィンはカトリック教会のすべての聖者の霊を祀る日と言われているので、静かにお祀りするのもいいかもしれませんね。

>仕事をおろそかにしてまで、育休を取るのに抵抗感があります。それがよくないのでしょうね
私たちの年代は育休をとるのには抵抗がありますよね。
私もできる範囲でしか育児をしていなかったように思います。
時代背景が家庭を犠牲にしてまでも仕事優先の時代でした。
今の若い人は夫婦で平等に家事・育児を担当しているようであり、感心します。
時代が変わったのですね。
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