らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

水無月

2019-06-24 | 季節

6月もあと1週間になりましたが、大阪地方は未だ梅雨入りしていません。
連日、日照りが続き、菜園はよく乾いていて毎日の水遣りが欠かせない状態です。

大阪の過去最も遅い梅雨入りは昭和35年(1958年)6月25日なので、明日、梅雨入り宣言が発表されなければ59年振りに最も遅い梅雨入り日を更新することになります。
天気予報によれば、26日から雨マークが出ていたので、今週には梅雨入りが発表されるかもしれません。

・田植えが終わり、水を一杯張った田んぼです。(畑の横の田んぼです)


さて、6月は陰暦では「水無月(みなづき)」と言いますが、梅雨で水が多い月なのに、何故、「水無し月」と書くのでしょうか?
今日は「水無月(みなづき)」の由来について調べました。

「水無月」のこの「無」は「無い」という意味ではなく、 連体助詞の「の」の意味合いで使われているのだそうです。
「連帯助詞」という難しい言葉が出てきましたが、連体助詞とは、体言と体言を関係づける助詞で、 連体格助詞とも言い、 語と語の関係をあらわすという意味では格助詞の一種です。

ますます難しくなりましたね。
簡単に言うと、
名詞と名詞をつなぐ助詞 「無」は、「の」という意味だということです。
要するに6月は田植えに水が必要なことから、「田に水を引く月」、即ち、「水の月」で、「水無(の)月」となったと言うことです。

「無」を「の」の意味で使用されているのは他にも旧暦10月の「神無月(かんなづき)」があります。
こちらも「神が無い月」ではなく「神の月」で
「神無月」となったものです。

落語で、全国の神様が出雲に集まることから各地の神様がいなくなるので「神無月」という噺を聴いたことがありますが、これは落語の世界であって実際は「神の月」なのです。

「参考」
参考までに、「水無月」には別名や異称で表されるさまざまな呼び名があります。
次にその一部を紹介します。
・晩夏(ばんか)   
 陰暦では、4月から6月が「夏」になることから、6月である「水無月」が、夏の最後の月になるため「晩夏」とも呼ばれるようです。
・水張月(みずはりづき)
 前述したように陰暦6月の水無月は田に水を引く月であることから、田に「水を張る」という意味合いで「水張月」とも呼ばれたようです。
・鳴雷月(なるかみづき)
 水無月が雷の多い月でもあるため「鳴雷月」と呼ばれました。また、雷や稲妻は神が姿を現しているのだと考えられたため「鳴神月(なるかみづき)」とも呼ばれて
 いたようです。
これ以外にも、全国ではいろいろな呼び名で呼ばれていたようです。


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