ブログを書いると、「○○だい」という表現に遭遇し、「台」か?「代」か? その使用に戸惑うことが度々あります。
そこで今日は「台」と「代」の使用区分について調べることにしました。
「代と台」
先ず広辞苑で「代」と「台」についてを調べてみました。
「代」
①かわること。かわりになるもの。
②ひきかえにするもの。品物・労力に見合うもの。
③家または位を継いで、その地位にある間。
④みよ。治世。歴史の区分。
⑤は省略します
⑥地質時代を最も大きく分けた区分。
⑦年齢の大体の範囲を示す。「十代」
「台」
①たかどの。うてな。
②物や人を乗せる平たいもの。
③食物。めし。
④平たくて高い土地
⑤物事のもととなるもの。
以下13項目まで書かれていますが、その⑩番目に年齢又は物の値段などのそれを単位に区切れる範囲を示す語。「六十歳台・百円台」。
と説明しています。
「具体的な使用例」
「代」
「代」を使うべき場面は「年齢」と「年代」です。
・年齢・・・「40代」は40歳~49歳を示し、「50代」は50歳~59歳を示すように、年齢は、10歳の区切りとして使います。
・年代・・・「1990年代」は1990年~1999年。「2010年代」は2010年~2019年など。
但し「2000年代」と言った場合、2000年から2999年を表します。
・「家督」なども「代」を使います。・・・薩摩藩第11代藩主。江戸幕府第8代将軍など。
「台」
「台」を使うべき場面は「代」で使うもの以外全てが対象になります。
・金額・・・・「1900円台」は1900円~1999円」
・時間・・・・「9時台」は9時~9時59分。
・スピード・・「80キロ台」は80キロ~89キロ。
・血圧・・・・「120mmHg(ミリ水銀)台」は120~129mmHg。
などです。
「注意」
但し、「年齢」は「代」も「台」でも使用できますが注意が必要です。
・「台」の場合には「40歳台」というように数値と台の間に助数詞「歳」が入ります。
・「代」の場合は「40代」と数字の次にすぐに「代」がきます。
「まとめ」
「台」と「代」の使用区分をまとめると、
・「代」は、「年齢」「年代」の場合に使います。
・それ以外の場合は全て「台」を使います。
ただし、年齢の場合は「60歳台」と「60代」の二通りのパターンがあり、「台」を使う場合は基本的に助数詞が入ります。
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「2000年代」なら 2000~2009年ではなく、 2000年から2999年を表すのですね。
そうですょね。あんがいと、使い方がややこしいですね。
ブログに歴史を採り上げる際は、気をつけます。
ご紹介、ありがとうございました。
新型コロナウィルスの感染予防、日々、大切ですね。
密閉、密集、密接をしっかり避けて、予防しましょうね。
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60代の代は、61代とは言いませんが、(61、62などは60代に含まれるから)
60台の台は、61台とは言います。
この場合、61以上62未満の数字が入るからです。
こんなことを考えて居たら眠れなくなりました。
話変わりますが、
こんな時眠るコツは、眠ろう眠ろうとしないで、
眠ってはいけない眠ってはいけないと思うことで、
知らぬ間に眠りに入っています。