昨日は4月1日で「エイプリルフール」でした。
子どもの頃、友達同士で嘘を言い合って遊んだものです。
現在では世界中で楽しまれているエイプリルフールですが、過去にはユーモアの本場イギリスの公共放送局BBCはかなり気合が入ったニュースを流しました。
2008年4月1日に「南極で空飛ぶペンギンを発見!」と題して、南極のペンギンが南米のアルゼンチンまで飛んだとする映像を流したのです。
もちろんペンギンはすべてCGだったそうです。
BBCと言えば日本ではNHKに当たり、NHKがこのニュースを流したという事を想像してみてください。
矢張り国民性の違いなのでしょうね。
例えエイプリルフールと言えども、NHKがこのようなニュースを流したら大変なことになります。
・BBCの空飛ぶペンギンです。
「エイプリルフールの由来」
さて、今日はエイプリルフールの由来について調べました。
エイプリルフール(April Fool’s Day)とは、毎年4月1日には嘘をついてもいいという風習のことで、西洋にはじまり、そこから世界へと広がっていきました。
そのエイプリルフールの由来については諸説あるようです。
①「フランスのグレゴリオ暦導入説」
その昔、フランスでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していましたが、1564年に国王シャルル9世が1月1日を新年とするグレゴリオ暦を採用しました。
これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎするようになり、これがエイプリルフールの風習になったとする説です。
②「インド仏教説」
インドの仏教徒は春分の日から3月末まで修行を行いますが、せっかく修行をしても4月1日になるとその修行が嘘だったかのように俗人になってしまうことから、4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼んで、からかったことに由来するという説です。
③「王政復古の記念祭説」
イギリスの王政復古の記念祭である「オークアップルデー」が元になっているという説です。
国王に忠誠を誓うこの風習は、当時の国王であるチャールズ2世が敗走中にオーク(oak=かし)の樹に隠れて難を逃れたという故事から、オークの小枝やオークアップル(虫こぶ)などを身につけて王政への忠誠を誓ったとされ、それを守らなかった者を笑いものにしたという故事からとする説です。
④「古代ローマの祭り説」
古代ローマでは、この日だけは主人が奴隷に仕え、道化師(FOOL)が聖職者になるといった逆さまのドンちゃん騒ぎが行われたとする説です。
⑤「ノアの方舟説」
これは、大洪水の予言を受けたノアが大きな方舟をつくり、家族やたくさんの動物たちと乗り込み、大洪水の難を逃れたという話です。
大洪水がおさまった後も方舟のまわりの水が引かなかったことから、ノアは鳩を飛ばして陸地の存在を確認しようとしましたが、鳩は陸地を見つけられずに戻ってきました。
ノアが鳩に「無駄足を踏ませた」その日が現行歴の4月1日であったことから、「無駄足を踏ませるような嘘をついてもいい」と言う習慣になったとする説です。
他にもたくさんの説があるようですが、有力説は不詳です。
「日本への伝来」
エイプリルフールが日本に伝わってきたのは大正時代で、エイプリルフールを直訳した「四月馬鹿」として広がりました。
それまで4月1日は、中国伝来の風習で「不義理の日」とされ、ご無沙汰してしまっている人たちに手紙などであいさつをして日頃の不義理を詫びるための日とされてきました。
なお、エイプリルフールのルールの一つに「嘘をついていいのは、4月1日の午前中だけで、午後はネタ晴らしする」と言う決まりがあるようです。
もし、嘘をついたら、午後には正直にネタ晴らしをしてくださいね。
人間関係を保つためにもネ。
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トランプが登場して、嘘が大手をふって政権を取りました。
現在も、ウクライナ戦争に嘘がバラまかれています。それを戦術の一つと称して正当化されます。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9a1000f2c1ed90a7167465ee0886c62f
「空飛ぶペンギン」は、2008年のイギリスBBCのエイプリルフールでしたね。コチラは、騙されて愉快になれるウソでした。^^
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b6cab7220fcfbda940b46692ebc8ab54