らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

柿の木

2007-12-06 | 家庭果樹
今年、鉢植えの柿の木が初めて実をつけた。
この柿の木は、昨年亡くなった父が接木をしてくれた、言わば形見の果樹である。
昨年までは、沢山の花をつけても全部自然落下し、1つの実もつかなかった。

「七重八重花は咲けども山吹のみの1つだになきぞ悲しき」

室町時代の武将で歌人の大田道灌に、山吹の花を捧げた村娘の心境です。
(意味がちょっと違うようですがお許しを願います)

この柿の木が今年も沢山の花をつけました
6月頃には自然落花があり、また全部落ちるのかと心配していたところ、15個ほど実が止まった。
その時の嬉しさは他人にはわからないであろうと思う。
その柿の実が、現在黄色く色づいているのである。
鉢植えで15個も実をつけたため小粒であるが、先日1つ食してみたところ甘みがあって大変おいしかった。

この事を父に話すことが出来たなら、きっと喜んでくれるだろうと思うが、既に他界しており、残念でならない。

「親孝行したいときには親はなし」

これは親孝行ではないが、正にこの諺の通りである。

それでも初めて自分で育てた柿の木が実をつけた喜びは、筆舌に表せないくらい嬉しいものである。

(一言メモ)
 柿の原産地は東アジアと言われており、日本には奈良時代に入ってきたらしい。
 柿の葉茶は民間薬としても用いられているようである。



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